児発管(児童発達支援管理責任者)に向いてる?向いていない?それぞれの特徴も解説

目次
  1. 児発管(児童発達支援管理責任者)とは
  2. 児発管は2012年に新設された資格職
  3. サービス管理責任者とは違うの?
  4. 児発管(児童発達支援管理責任者)の7つの仕事
  5. 1.アセスメント
  6. 2.個別支援計画案の作成
  7. 3.個別支援計画策定会議の実施
  8. 4.個別支援計画の交付
  9. 5.個別支援計画の実施
  10. 6.モニタリング
  11. 7.個別支援計画の更新
  12. 児発管(児童発達支援管理責任者)が活躍する施設
  13. 児発管(児童発達支援管理責任者)の合格率
  14. 児発管(児童発達支援管理責任者)に向いている人・向いていない人の特徴
  15. 向いている人の特徴
  16. リーダーシップのある人
  17. 療育の勉強に意欲的な人
  18. キャリアアップしたい人
  19. 保護者支援をしたい人
  20. 向いていない人の特徴
  21. 直接支援に関わりたい人
  22. 人材育成が苦手な人
  23. 保護者対応が苦手な人
  24. リーダーとしてチームを動かすのが苦手な人
  25. 児発管(児童発達支援管理責任者)資格をとる方法
  26. 児発管(児童発達支援管理責任者)になるメリット
  27. キャリアアップに繋がる
  28. 転職に強くなる
  29. 給与アップなど雇用条件で優遇されやすくなる
  30. 児発管(児童発達支援管理責任者)のデメリット
  31. 責任が重くなる
  32. 事務作業が増えて直接支援が減る
  33. 更新研修の受講が必要になる
  34. 仕事量が増える
  35. 自分に向いていると思ったら児発管を目指そう

障害児福祉施設での働き方には、キャリアアップやスキルアップの選択肢のひとつとして児童発達支援管理責任者(児発管)目指すルートもあります。

児童発達支援管理責任者になると、仕事の幅が広がり給与面などでも優遇されやすいため、現在児童指導員や保育士として働いているのであれば、目指してみるのがおすすめです。

この記事では、児童発達支援管理責任者の仕事や向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。

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  • 児童発達支援管理責任者について知りたい
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児発管(児童発達支援管理責任者)とは

児発管は「児童発達支援管理責任者」の略称です。

障害児福祉において、個別支援計画を作成する、障害福祉サービスの管理職と言えます。

児発管は2012年に新設された資格職

児発管は2012年に行われた児童福祉法および障害者自立支援法の改正に伴って新設された資格です。

障害福祉分野において、児童に適した支援を充実させることを目的として新設されました。

これにより、成人向けの支援と未成年向けの支援の管理が明確に分けられ、それぞれの専門性を高めることができるようになりました。

サービス管理責任者とは違うの?

障害者福祉分野の管理職と言えば、サービス管理責任者をイメージする人もいるでしょう。

サービス管理責任者と児発管は、似た役割を持っている資格職です。ただし、18歳未満は児発管、18歳以上はサービス管理責任者として、対応年齢によって明確に区別されています。

児発管(児童発達支援管理責任者)の7つの仕事

続いては、児発管の仕事内容についてみていきましょう。

1.アセスメント

アセスメントとは、面談や観察を通して支援対象の児童にどのような支援が必要なのかを明確にすることを言います。

支援対象の児童がどのような困り事を持っているのか、児童の観察や保護者との面談を通して把握し、適切な支援計画の立案に役立てます。

2.個別支援計画案の作成

個別支援計画とは、障害児に対して個別に立案する支援計画のことを言います。

個別支援計画を作成する際には、まずは計画案として大まかな支援の流れを児発管が作成します。

個別支援計画案の作成は児発管およびOJT中の児発管候補のみ担当できる業務です。

3.個別支援計画策定会議の実施

作成した個別支援計画案の内容に関して、会議を行い妥当性や改善点について話し合います。

この会議には、児童指導員、保育士、心理師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、さまざまな資格を持つ職員が同席するのが一般的です。

各分野の専門職がそれぞれの見解から、個別支援計画案をチェックし、より良い支援内容へとブラッシュアップします。

4.個別支援計画の交付

完成した個別支援計画は、児発管が保護者に交付して内容を確認してもらったうえで行われます。

支援の必要性や合理性などを、わかりやすく保護者や児童に説明する力が求められる業務です。

5.個別支援計画の実施

交付により了承を得た個別支援計画に基づいて支援を提供します。

児発管が直接支援に関わるケースは多くありませんが、それでもゼロという訳ではありません。

自分自身で作成した個別支援計画が適切に実施されているのか、各支援の状況を把握、管理する必要があります。

6.モニタリング

支援の内容や成果についてモニタリングを行います。

実際に支援している様子を自分の目で確認することもあれば、直接支援員が作成する報告書を参考にモニタリングすることもあります。

支援が適切に行われ、期待した成果が出ているのかをしっかりと確認する必要があります。

7.個別支援計画の更新

モニタリングの内容によって、個別支援計画の内容を更新することもあります。

より良い支援が提供されるよう、支援の成果や障害児の成長に合わせて、随時適切な個別支援計画にリニューアルしていくことも児発管の重要な仕事です。

児発管(児童発達支援管理責任者)が活躍する施設

児発管は以下の施設で求められる資格職です。

  • 療育センター
  • 児童発達支援事業所
  • 放課後等デイサービス
  • 保育所等訪問支援事業所
  • 医療型児童発達支援事業所
  • 福祉型障害児入所施設
  • 医療型障害児入所施設

障害児支援を行う施設のほとんどで、児発管の配置が義務付けられています。

児発管(児童発達支援管理責任者)の合格率

児発管は、資格試験がないため合格率は存在しません。

基本的に資格取得のための条件を満たすことで、資格職として配置できます。
しかし、資格取得のための条件を満たすのは容易ではないため、現在でも療育業界では児発管の需要が高まり続けています。

児発管(児童発達支援管理責任者)に向いている人・向いていない人の特徴

児発管の仕事が自分に向いているのか向いていないのか気になる人もいるでしょう。続いては、児発管に向いている人、向いていない人、それぞれの特徴を紹介します。

向いている人の特徴

児発管に向いているのは以下の特徴を持つ人です。

リーダーシップのある人

児発管は、児童福祉施設においてサービスを管理するリーダーでもあります。

グループを取りまとめるのが得意な人やリーダーシップのある人に向いています。

療育の勉強に意欲的な人

児発管は、児童福祉におけるプロフェッショナルとして、豊富な知識を持つことが求められます。
療育においては、次々と新たな発見があり、情報は更新されていくため、常に勉強し続けることが必要でしょう。

療育や障害児福祉分野において意欲的に勉強できる人は、児発管に向いています。

キャリアアップしたい人

児発管は障害児福祉分社におけるキャリアコースの資格職としても知られています。

児童指導員や保育士など、直接支援業務をメインにする資格職に比べると給与などの待遇も良い傾向にあります。

高い給与や好待遇を得るために頑張れる人は、児発管を目指すのがよいでしょう。

保護者支援をしたい人

児発管は、保護者対応を業務として行う機会も多いです。

障害児福祉業界で働く人のなかには、自分自身が親族や身近に障害児が居たという人も少なくありません。
保護者や親族など、障害児に近しい環境のなかで福祉に支えられた経験から、保護者支援に力を入れたいと考える人も多いです。

児発管は保護者支援に携わることも多いため、包括的な障害児支援をしたいと考える人に向いているでしょう。

向いていない人の特徴

以下の特徴を持つ人は、児発管に向いているとは言い難いかもしれません。

直接支援に関わりたい人

障害児福祉において、直接支援を続けたいという人には、児発管は向いていません。

児発管になると、どうしても事務作業が増え、直接支援に携わる時間は減ってしまうでしょう。

しかし、児発管になることで普段自分が「こうすればもっとよくなるのではないか?」と考える支援を実現し、障害児に提供できるようになります。

人材育成が苦手な人

児発管は、施設職員の指導や育成も業務に含まれます。

人に指導するなかで、時には悪い点を指摘しなければならない時もあるでしょう。

このような人材育成が苦手な人には、児発管は向いていません。

保護者対応が苦手な人

保護者対応をしていると、時にはキツイ言葉を投げかけられることもあるでしょう。

保護者が興奮していたとしても、児発管は冷静に事実について話し合い、理解を求める対応をしなくてはいけません。

こういった保護者対応が苦手な人は、児発管には向いていないでしょう。

リーダーとしてチームを動かすのが苦手な人

障害児福祉は主にチームで行います。
そのリーダー的ポジションに立つのが児発管の仕事です。

チームの進捗管理をし、時には指導し、良い結果へと導くリーダーシップを持てない人は、児発管には向いていません。

児発管(児童発達支援管理責任者)資格をとる方法

児発管になるためには、以下の研修の受講が必要です。

  • 児童発達支援管理責任者 基礎研修
  • 児童発達支援管理責任者 実践研修

ただし、基礎研修を受講するためには実務経験要件を満たす必要があったり、実践研修を受講するためには2年以上のOJT研修を実施する必要があったりします。

児発管資格の取得は最低でも年単位での時間を必要とするのが一般的です。

児発管(児童発達支援管理責任者)になるメリット

取得まで長い時間がかかる児発管ですが、取得することで以下のメリットが期待できます。

キャリアアップに繋がる

児発管資格を取得することで、キャリアアップでき、仕事面でも担当できる業務内容が増えたり、給与面での好待遇を受けられたりします。

児童福祉業界では、キャリアアップのために児発管を目指す人が非常に多いです。

転職に強くなる

児発管資格を持っていると、転職の際にも有利になることが期待できます。

近年、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスの施設数は右肩上がりに増加していますが、それに対して児発管の数は十分なほど増加しているとは言い難いのが現状です。

そのため、児発管は療育業界で引く手数多な資格職と言えます。

給与アップなど雇用条件で優遇されやすくなる

療育施設では、施設の規模に合わせて最低1人の児発管を配置することが義務づけられています。

そのため、児発管を確保するために給与や雇用条件、雇用形態などを優遇してもらえるケースも少なくないでしょう。

上手く交渉することで、相場よりも高い給与や理想とする雇用条件で働くことができる可能性もあります。

児発管(児童発達支援管理責任者)のデメリット

児発管の資格を取得することは、メリットばかりではありません。人によっては、デメリットを感じるケースもあるでしょう。

責任が重くなる

障害児支援は児発管の作成する個別支援計画に基づいて行われます。そのため、支援に不手際があれば、児発管は責任を問われることもあるでしょう。

また、施設の支援サービスを管理する立場であるため、クレーム対応をしなければならないこともあります。

児発管の資格を持つと、大きな責任を背負うことがあります。

事務作業が増えて直接支援が減る

児発管が直接支援を行ってはいけないという規則はありません。しかし、現実的に見ると、児発管にしかできない事務作業が多く、どうしても直接支援に携わる機会は減ってしまうことがあります。

直接支援をしたくて療育業界に飛び込んだ人にとっては、自分が本当にしたかった仕事ではないと感じてしまうこともあるでしょう。

更新研修の受講が必要になる

児発管の資格は、5年ごとに更新が必要です。

更新にともなって、自治体で行っている更新研修を受講する必要があります。更新研修の受講を忘れてしまうと、児発管資格を失ってしまうリスクがあるため、適切に管理する必要があるでしょう。

仕事量が増える

児発管資格を取得することで、児発管にしかできない業務を担当する機会が増えます。

しかし、対応する業務範囲が増えたからといって、これまで担当していた業務を全て他の人が代わってくれるとは限りません。人手不足で配置人数が増えず、児発管の仕事量が増えてしまうケースも度々みられます。

残業や持ち帰りの仕事が増えて、ライフワークバランスが崩れてしまうという声もあります。

自分に向いていると思ったら児発管を目指そう

児発管は業務量も多く、業務内容も専門性が高い大変な仕事です。

そのため、なかには資格は取得できても、性格や業務内容が向いていない人がいます。

自分の考え方や体力、理想とする働き方と一致せず、児発管の仕事を負担に思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、障害児支援において児発管の仕事は非常に重要で欠かせないものです。やりがいを感じ、多くの人に感謝してもらえる仕事でもあります。

児発管の仕事について知り、少しでも「私は向いているかも?」と思ったのなら、児発管をぜひ目指してみてはいかがでしょうか。支援を必要とする多くの子どもや保護者が、児発管として働くあなたの事を待っています。

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