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准看護師は転職できないって本当?療育業界で准看護師のニーズが高まっている理由

悩んでいる准看護師
准看護師として勤めている人のなかには、転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか。また、さまざまな理由で離職したけれど准看護師資格を活かして再就職したいと考えている人もいるでしょう。

しかし、准看護師資格を持っている人の多くが、転職先や再就職先を探すのに難航しており、自分の希望する転職条件の職場を見つけられず困っています。

今回は、そんな准看護師の転職事情についてみていきましょう。合わせて、准看護師の需要が高まっている療育業界について紹介します。なぜ、療育業界で准看護師が求められているのか、准看護師が療育業界に転職するメリットについても解説します。

准看護師は転職が難しいって本当?

准看護師の資格を持って、医療機関や施設で従事している人のなかには転職を検討している人もいることでしょう。しかし、一般的に准看護師の資格を活かした転職は、他の資格職に比べてハードルが高いと考えられています。

それは、准看護師の資格特有の問題や待遇にあると考えられます。

そもそも准看護師とは

まずは、改めて准看護師とはどのような資格なのか再確認していきましょう。

准看護師とは、医師や歯科医、看護師などの資格所持者の指示を受けた場合のみ、療養上の世話、診療補助などの医療的ケアに従事することのできる資格職です。

資格は、都知事の認定を受けることで取得できます。准看護師要請学校などに入学し、2年間勉強し、卒業すると資格を貰えるため、国家試験などはありません。

看護師に比べると短期間で資格の取得が可能なことや、看護学校よりも学費が安いことから比較的、取りやすい資格です。

准看護師と看護師の違い

准看護師と看護師には、資格の取得方法、できる仕事の2点に大きな違いがあります。

資格の取得方法の違い

看護師の資格を取得するには看護学校や大学の看護コースなどへ就学し、約3,000時間以上の授業を受ける必要があります。また、看護師資格は国家資格であるため、国家試験の受験も必要です。

国家試験の受験前に就職が決まっていたとしても、試験に落ちてしまうと医療業務に従事できないため就職の内定が取り消しとなってしまうケースもあるでしょう。

需要が高く、働き方次第では高収入も見込めるものの、資格の取得までに大きなハードルがあることが分かりますね。

できる仕事の違い

准看護師と看護師では、できる仕事に大きな差があります。
看護師ができる仕事
・自己判断で行う看護業務
・他の看護師(または准看護師)への指示出し
・看護計画の立案
・リーダー業務
・管理職などへのキャリアアップ
上記の仕事は、すべて准看護師にはできません。准看護師は、あくまで医師や看護師の指示がなければ医療的ケア業務を行うことができず、看護計画についても立案できません。

どうして准看護師は転職が難しいの?

准看護師の資格や看護師との違いについて分かってきたところで、続いては何故転職が難しいのかについて解説していきす。

給与水準が低いから

転職を検討する大きな理由のひとつに、給与への不満があります。

しかし、多くの医療機関において、准看護師の給与は看護師の給与を下回ります。看護師の指示なく医療的ケア業務ができないことを理由としているケースが多いでしょう。

転職をしても、給与水準が上がらない、もしくは現状よりも下回ってしまうケースも少なくありません。こういった理由で、自分の希望する給与水準を持つ転職先を見つけるのが難しいのです。

求人数自体が少ない

近年、学習時間に投資してなるべく難易度の高い資格を学生の内に取得しておくという風潮になっています。キャリアアップに有利な資格を取得しておき、長くより良い待遇で仕事をしていきたいと考える人が多いことが理由に挙げられるでしょう。

そのため、看護師の数も多くなり、敢えて准看護師の求人を出す必要がないと感じている医療機関も少なくありません。

求人数の母数が少ないと、自分の希望する条件の求人を見つけるのは困難になります。また、理想の求人を見つけても、競争率が高く就職できないというケースもあります。

准看護師が転職に希望する3つのポイント

准看護師が転職に希望するポイントは大きく分けて3つあります。

給与

准看護師の平均給与は全年代の平均が400~450万円前半ほどだと言われています。しかし、これは、あくまで全年代における平均です。勤務年数が長くなることで給与が上がるケースが多いため、最も多い給与をもらっているのは50代半ば~後半と言われています。

20代の場合は300~350万円、30代でも350万前後が多く、決して給与の待遇がよいとは言えません。

だからこそ、少しでも給与水準の高い条件で転職したいという人が多いです。

看護業務

准看護師として働く人のなかには、看護業務に従事することへ誇りを感じていたり、誰かの役に立てる仕事が好きだったりしている人も多いです。

しかし、准看護師として入職したものの日々雑務ばかりで看護業務に当たれないことを不満に感じている人もいます。看護業務に携わることができるのかも、准看護師にとって重要な転職の希望ポイントです。

キャリアアップ

准看護師は、基本的にキャリアアップが難しい職種です。看護師と異なり、他の医療スタッフへの指示出しなどができないため、管理職への登用は難しいでしょう。

しかし、自分のライフプランやキャリアを考えるなかで、キャリアアップしていきたいと考えている人も少なくありません。准看護師として勤めながら看護師の資格取得を目指すか、別の方法でキャリアアップを図るか、悩んでいる方も多くいます。

准看護師には療育業界がおすすめ

准看護師の転職について紹介してきましたが、実は療育業界では准看護師のニーズが高まっています。

それは、准看護師の資格を持っていると看護職員として配置できるからです。

療育業界では、医療的ケアを行う担当職員として保健師、助産師、看護師または准看護師の資格を持つスタッフを看護職員として配置した場合、報酬算定の際に加配を受けることができます。

加配によって施設の財政が潤った際には、待遇面でスタッフに還元してもらいやすくなるでしょう。

その他にも、さまざまな点で准看護師の方の悩みを解決できるため、療育業界への転職がおすすめです。

准看護師が療育業界に転職する2つのメリット

最後に、准看護師が療育業界に転職する3つのメリットを紹介します。より理想的な条件で転職をしたいと考えている准看護師の方は、ぜひ参考にしてみてください。

メリット1.看護師でも准看護師でも給与条件が変わらない

准看護師として勤めている人のなかには、看護師と業務内容が重複しているにも関わらず、待遇に差があることを不満に思っている人も少なくないでしょう。

療育業界において、准看護師も看護師も等しく「看護職員」という扱いになります。

そのため、准看護師と看護師の間に待遇の差がありません。また、看護職員は専門的な資格が必要で人材が集まりにくいため、好待遇の求人も多いでしょう。

メリット2.児童発達支援管理責任者へのキャリアアップが可能

療育業界に勤めていると、看護職員として業務に従事する他、支援プログラムや日常生活の補助など直接支援業務を担うこともあります。

直接支援業務の実務経験を詰むことで、准看護師でも療育業界の管理職である児童発達支援管理責任者へのキャリアアップを目指すことができます。

准看護師の資格を持ちつつも、何らかの形でキャリアアップしたいと考えているなら、療育業界がおすすめです。

准看護師の資格を活かして療育業界で働いてみませんか?

准看護師の転職は、条件に見合う求人を見つけるのが大変難しく、特に大都市の医療機関などで希望する条件の求人を見つけるのは困難です。

しかし、療育業界は年々、施設数が増え、人手不足に陥っています。なかでも資格を必要とする看護職員のニーズは非常に高く、准看護師資格を持っている人は引く手数多と言えるでしょう。

ぜひ、転職の際に療育業界を検討してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの理想の求人がみつかりますよ。
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