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職務履歴書の書き方について

人が転職をしたくなる理由は人間関係の問題であったり、仕事が激務だったり、もっと高い給与を求めていたりとさまざまですが、転職活動は現在の職場に勤めながら行うことも多いでしょうから、効率を考えながらこなしていかないと、なかなか希望する転職先を見つけるのは難しくなります。
今回は、例として児童指導員が転職するときの職務経歴書作成のポイントの解説になります。
ですが、どの職業でも大きな差はありません。
ここでしっかり対策をして採用率アップを目指しましょう。

職務経歴書とは

最近では求人応募の際によく必要とされる職務経歴書ですが、「一度も書いたことない!」という人も多いかと思います。
職務経歴書とは、これまで自分が経験してきた職歴や、どんな技能を持っており新しい職場でどう活かせるか、これまでの仕事に対する姿勢などを記載する書類です。
この書類は履歴書に並んで面接官へ自分自身を売り込むためのよいツールになりますので、ぜひ書き方を学んでしっかりアピールしていきたいところです。

職務経歴書の基本的な作成方法

職務経歴書を作成する際、どのような方法でどんな項目や内容を書いていけばよいのか解説していきます。
職務経歴書には決まった形式はありませんが、大体パターンが決まっていますので、参考例をご紹介します。

基本はパソコンで作成

履歴書は市販されているものに書き込むケースが多いかと思いますが、職務経歴書も履歴書と同様に売られていますので、手書きでも作成が可能です。
手書きだとお手軽なのはいいのですが、読みやすさなども考えるとパソコンで作成するのがベストです。
パソコンが苦手な人でもインターネットなどでさまざまな書式が無料でダウンロードできますので、それを使ってみてください。
ちなみに職務経歴書は複数枚になっても問題ありません。

タイトル

タイトルは一番上の中央にやや大きめの太字で見やすいように「職務経歴書」と書きます。

日付、名前

次に日付を右寄せで記載しましょう。
日付は以前作成したものを使いまわすのではなく、面接日に合わせて変更したほうがいいでしょう。
履歴書と同じ日付に統一するようにしてください。名前は日付の下に続けて書きます。

職務概要

そして職務概要ではこれまでの経歴について書いていきますが、ここでは概要を簡単に書きます。
どのような会社へ就職し、どのような経験をし、どんな実績を残したなど200〜300字程度にまとめましょう。

職務経歴

この項目では、上記の職務概要をもっと詳細に書くイメージです。
まずは勤務先の情報を書いていきますが、以前の職場や現在の職場の法人名、事業内容・資本金・従業員数をわかる範囲で記載します。
施設の名前が運営する法人名と異なる場合は施設名、そこのスタッフ数や受け入れている障害児の数なども書きましょう。
また、重要なのは、そこでどのような雇用形態で働いていたかということです。正職員・パートなどを記載してください。

所属期間は〇〇年〇〇月~〇〇年〇〇月(〇年〇ヶ月)のような形で書くとわかりやすいのでおすすめです。
それから担当していた業務を書いていきますが、箇条書きにしておくと見やすくまとまって好印象です。

業務において注力したこと

また、重要なこととしてそれらの業務を行ううえでどのような努力や工夫を凝らしていたのかを書きます。
ここは大切なアピールポイントですので、しっかりと思い出して時間をかけて書くといいでしょう。

ただ「がんばりました」ではよく伝わりませんので、実績や評価されたことなどを書くようにします。
「提案した新しいやり方が採用され、療育の効果が上がった」などの具体的なエピソードがあるとわかりやすいです。

資格やスキル

資格やスキルの項目では、自分がこれまで取得した資格や持っている特技などについて記載します。
履歴書にも同じ欄がありますが、こちらにも念の為書いておくと目を通してもらいやすくなります。
児童指導員の場合は任用資格を記載することになるかと思いますが、まったく関係なさそうだと思われるものでも、書いておくと何かの役に立つこともあります。

例えば障害児支援のような仕事では、通所している子どもを送迎する施設もありますので、普通自動車免許を持っていることが必須だったり、重宝されることがあります。
また英会話が達者ならそれも役に立つかもしれませんし、趣味で絵を描いている人は実際の業務でも活躍できると思います。
何が役に立つかわかりませんので、読みにくくならなければ、できるだけ多く書いておくほうが効果的だといえるでしょう。

自己PR

自己PRは職務経歴書でもっとも重要な部分だといえるかもしれません。
面接担当官も人ですので、今日会ったばかりの人がどのような人間なのかということは見た目や少し話したぐらいではわかりません。
あなたのことを十分知ってもらえないまま不採用となってしまっては、あまりにももったいないです。

それを避けるためには、この項目でしっかりと自分をアピールして売り込んでいく必要があります。
できるだけ自分のことが伝わりやすいような内容や文章にしてみましょう。
具体的なポイントとしては、自分が障害児支援や療育の仕事にどのような意欲を持っているのか、どれだけ熱意を持ってこの仕事に臨んでいるのか、ということを書くといいでしょう。

それがわかるような具体的なエピソードがあれば、とても伝わりやすくなるのでおすすめです。
それを読んだ採用担当者が、「この人にはぜひうちで働いて欲しい!」と思ってもらえるような内容にすることが重要です。
自分が採用担当者だったら、この内容で採用したくなるだろうかという視点で考えてみてください。

その際に気をつけたいのは、長い文章をひたすらつらつらと書くことです。
ぱっと見で読みにくい文章はそもそもちゃんと読んでもらえない可能性もあります。
できれば知人や家族などに読みにくくないかを確認してもらうのがいいでしょう。

職務経歴書作成のポイント

職務経歴書を作成するうえで気をつけたいポイントについてまとめましたので、参考にしてみてください。

レイアウトは見やすく意識

辞書・六法全書・会員規約など、字がずらーっと並んでいると読む気が失せてしまいますよね。
文章は少し工夫するだけでも随分読みやすくなります。
ぱっと見でどこに何が書いてあるかわかるようなレイアウト配置にしましょう。
また、見出しについては太字にし、文章が長くなる場合は3〜4行で改行するなどの工夫をすると読みやすさがグッとアップします。
線や枠などで修飾するのもいいでしょう。

応募先の情報を集めて活かす

自分目線で書くと、相手側が必要としている情報が得られないという事態にもなりかねません。
相手先の情報を集め、どのような人材を求めているのかを意識しながら書くと、採用担当者に良い印象を与えられる可能性が高まります。
リサーチはしっかり行うことが大切です。

ネガティブな情報はポジティブに変える

転職をするということは、今の仕事を退職するということになります。
応募先の施設もすぐに辞めてもらっては困りますので、退職理由はぜひ知りたいところでしょう。
「人間関係に疲れた」「給料が低かった」などのネガティブな理由にせず、「もっと自分が望む療育をしたかった」などの前向きな理由にしましょう。
初めて療育関係の仕事をする場合は特に、どのように職務経歴書を書いてアピールに繋げればいいのかわかりにくいかもしれません。
面接では対話を行いますが、採用担当者にとっては、履歴書や職務経歴書が面接にきた人を知るうえでの一番の材料になります。
そのため、職務経歴書をしっかり書くことは、しっかり自分を知ってもらって採用される確率をアップできる方法なのです。
本当の自分を知ってもらえるように、この記事を参考に書いてみてください。

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