自己PRを書くポイントや例文を徹底解説!療育の転職に効果的な書き方とは|療育biz
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自己PRを書くポイントや例文を徹底解説!療育の転職に効果的な書き方とは

療育の転職でも重要な自己PR

転職の際に求職者を悩ませる自己PR。企業は自己PRから人柄や経験などを見て、求職者が自社にとって必要な人物であるのか見定めています。療育の転職でも同じです。

療育の転職を成功させるためにも、自分自身の価値をアピールできる自己PRを書きましょう。

自己PRの基本的なまとめ方

自己PRを書く時によく陥るのが「何を書けばいいのか分からない」という状況です。こういった状況を回避するためにも、順序立てて自己PRを書いていきましょう。

続いて、自己PRの基本的なまとめ方を紹介していきます。

STEP1.経験や実績を全て挙げる

まずは、これまでの経験や実績を全て挙げてみましょう。この段階では、自己PRに書けるものを考慮する必要はありません。まずは自分がどんな手札を持っているのか確認するつもりで、全ての経験や実績をあげて下さい。

STEP2.自分に求められる役割に適した経験と実績を選ぶ

挙げたものの中から、今回の求職において自分に求められる役割に適した経験や実績を選んでいきましょう。

ここで注意したいのは、思い込みで選別をしないことです。

例えば、療育の転職の際に「接客業をしたことがある」という経験は一見必要ないように思うかもしれません。しかし、療育事業はボランティアではないため、相応の対応が求められます。保護者はもちろん、相手が子どもであっても「お客様」として対応するのは当たり前です。こう考えれば、接客業の経験も自己PRに記載する内容として相応しいと言えるでしょう。

思い込みを捨てて、企業が自分に何を求めているのかを考えながら選別することが大切です。

STEP3.経験や実績から自分の強み・スキルを抽出する

経験や実績を選別した後は、自己PRに簡潔に記載するための表現方法を考えましょう。

例えば、「フルマラソンに挑戦して、完走した」という経験は、「忍耐強さ」と言い替えることができます。また、「2人の子どもがいる」という事実は「育児」のスキルに言い替えることができるでしょう。

このように、経験や実績から自分の強みやスキルを抽出していきます。ここまでくれば、自己PRを書くための準備は完了です

STEP4.150字前後にまとめる

最後に抽出した強みやスキルを使って、150字前後の文章にまとめていきましょう。少なくとも100文字以上、多くても200文字以下にまとめるのが理想的です。

自己PRの組み立て方

自己PRは以下の組み立て方を用いて記載するとよいでしょう。
  • 結論(一番伝えたいこと・自分を雇用することで企業が得られるメリット)
  • エピソード
  • 成果(エピソードから分かる自分の強みやスキル)
  • 展望(主張した強みやスキルを使ってどのように企業へ貢献するのか)
基本的な組み立て方なので多少アレンジしても構いませんが、基本的にはこのように結論から伝えて簡潔に自己PRしましょう。

基本の組み立て方を用いた自己PRの例文

基本の組み立て方に当てはめた自己PRの例文を紹介します。
私は大学で福祉科を専攻し発達支援について学び、医療型発達支援センターでの勤務経験があります。

出産を機に退職し、2人の子どもに恵まれました。育児を経験しこれまでとは違った目線で療育に携わることができるのでないかと思っています。

現在は児童指導員の資格しかありませんが、今後児童発達支援管理責任者の資格取得も目指していきたいと考えています。
この自己PRは以下のように組み立てられています。
【結論】
私は大学で福祉科を専攻し発達支援について学び、医療型発達支援センターでの勤務経験があります。

【経験】
出産を機に退職し、2人の子どもに恵まれました。

【成果】
育児を経験しこれまでとは違った目線で療育に携わることができるのでないかと思っています。

【展望】
現在は児童指導員の資格しかありませんが、今後児童発達支援管理責任者の資格取得も目指していきたいと考えています。
ちなみに、結論からは即戦力であることが読み取れ、展望からは長く勤め資格取得をして企業に貢献してくれる人材であることが読み取れる内容です。

療育業界で求められる役割って何? どんな経験や実績を選べばいいの?

療育業界において求められる役割には「コミュニケーションスキル」「療育に関する専門性」などが挙げられます。それぞれの詳細についてもみていきましょう。

コミュニケーションスキル

療育業界では発達障害児に対応するほか、保護者や施設内のさまざまな専門職員とコミュニケーションを取りながら療育にあたります。スムーズに業務を行うためにも、コミュニケーションスキルは欠かせません。

療育に関する専門性

療育業界では、全ての職員が療育に関する専門性を持っている訳ではありません。児童指導員や保育士などは、療育について未経験の場合も珍しくありません。そのため、発達障害に対する専門性を持っている人材は、療育業界で需要が高いでしょう。

効果的なPRを書ける経験や実績の例

ここで、求められる役割に応じた経験や実績の例についてもみていきましょう。
コミュニケーションスキルをPRする際に効果的な経験や実績
「接客業をしていた」→接客スキル
「保育ボランティアの経験がある」→子どもとのコミュニケーション力
「バイトリーダーをしていた」→職員間のまとめ役を経験したことがある
療育に関する専門性をPRする際に効果的な経験や実績
「療育業界で働いたことがある」→即戦力となれる
「療育・発達障害に関する資格を所持している」→専門的な知識を持っている
このように、自分に求められる役割を理解して経験や実績を自己PRとしてまとめてみてください。

療育業界において自己PRでアピールできる強みとは

コミュニケーション能力だけをアピールしても、採用まで至るには不十分な可能性もあります。
アピールはいくらしても損するものではありませんので、応募先に良い印象を与えるためにもできるだけしっかり書きたいところです。
ほかに書けそうなものはどんなものがあるのでしょうか。

体力がある

子どもを相手にする仕事は、体力があることが基本中の基本です。
人一倍やる気や知識、スキルを持っていたとしても、仕事中に疲れてしまったり体調を崩して仕事を休むようになってしまっては務まりません。
できるだけ子どもの要望に答えてあげるというスタイルの施設もありますので、体力がなければそれに答えてあげることができなくなり、子どもたちの支援を十分に行えません。

体力と関連することですが、しっかりと体の自己管理をしておくことも大切です。
風邪やインフルエンザなどに罹ってしまい、子どもにうつしてしまっては大変です。
小さな子どもほど免疫力が低く、病気がうつりやすいので気をつけなければいけません。
体力があることに加えて「一日中子どもと遊べます。風邪はほとんどひかず、病欠で休んだこともありません」という風に書くといいでしょう。
もちろん嘘はいけませんので、そうでない場合は別のアピールに力を入れましょう。

忍耐力がある

基本的に子どもを相手にする仕事は、すべて子どものペースに合わせることになり、強い忍耐力が必要になります。
障害を持った子どもになると特に、特定のことが苦手で時間がかかってしまうことがあります。
そんなときでも叱ったり急かしたりせずにじっくりと待てる忍耐力が必要です。

実際に書くときは、何か長く続けていることを書いておくと忍耐強さをアピールできます。
例えば「中学と高校の6年間陸上をやっていました」などです。

明るい

子どもを相手にする仕事では、求人の応募要件として「子どもが好きな人」と書かれていることが多いですが、それと並んで多いのが「いつも明るく笑顔な人」です。
明るい人はどんな職場でも好印象を持たれますので、明るさに自信がある人はぜひ書いておくことをおすすめします。
こういう人は実際の面接でも好印象を持たれますので、大きなメリットになりますよ。

責任感がある

子どもたちの支援をする仕事は、保護者の方々からお子様を預かる仕事になりますので、責任感がなければなりません。
過去にアルバイトや学生時代の部活動などでリーダーを務めていたことや、ボランティアを行なっていた経験などを書くと、責任感や社会貢献などもアピールできます。
具体的にどのようなことを責任をもってやり遂げたかを書くと、伝わりやすくなります。

自己PRを書く際のポイント

自己PRを書く際には以下のポイントにも配慮して記載すると、採用担当者が読みやすく意図を理解しやすい内容に仕上がります。
  • 適切に改行する(箇条書きにしてもよい)
  • 文字がつまり過ぎないようにする(自己PR欄の7~8割程度に収められるように)
  • 誤字脱字がないかチェックする
上記をよく確認して、自己PRを書き上げてみましょう。

療育業界の自己PRでは施設の方針に合った内容にすることも大切

施設側が応募者に何を求めているかは、施設によって違います。
そのため、施設が何を求めているのかを知るためにも、応募先の施設のホームページなどの、情報が手に入る場所でしっかりと情報を集め、特徴をつかんでおくことが重要です。
これを知ったうえで「この施設で活かせそうな自分の長所は何だろう?」と考えます。

子どもの支援を行う施設は数多くあり、理念や方針もさまざまです。
子どもたちの遊びを重視するところもあれば、地域との関わりを重視するところもあります。
前者なら体力があることをアピールし、後者なら学生時代に部活動で得たリーダーシップなどをアピールするといいでしょう。

どの施設も理念や方針に合った人物が来てくれることを望んでいます。
それに合うスキルや長所を自己PRに書くことで強力なアピール素材になるはずですので、試してみてください。

自己PRを上手く書いて療育業界に飛び込もう

転職活動で希望している会社から採用を勝ち取るためには、自分を上手にアピールすることが大切です。
文章はわかりやすく書くことで読んでもらえる確率が格段にアップします。
具体的にイメージしやすいエピソードを書くことで、良い印象を与えられる可能性が上がりますので、ここで紹介したことを試してみて理想の職場に転職しましょう。
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