児童指導員から異業種へ転職できる?おすすめの職種など|療育biz
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児童指導員から異業種へ転職できる?おすすめの職種など

児童指導員としてずっと働いていければそれが一番ですが、中には少し思っていた仕事と違うと感じて転職したくなったり、途中で挫折してしまう人もいるのではないかと思います。
そんなときに気になるのは、児童指導員が転職をするとき、次にどんな仕事ができるかということです。

できれば今の仕事に近い仕事や、今持っているスキルを活かせる仕事だとうれしいですよね。
そこで、ここでは児童指導員が転職する際におすすめの職種などを紹介していきます。

児童指導員から異業種への転職は可能?

働いていく中で、児童福祉の仕事が自分には向いていないと感じてしまった人もいるかもしれません。
もし退職を考えているなら、次の仕事を探さなければなりませんが、児童指導員からほかの業種へ転職することは可能なのでしょうか。
結論からいえば、転職することは可能です。
言ってしまえば転職自体はどんな職業からでも可能です。

ただそれは、仕事を選り好みしなければの話ですので、ある程度自分の希望する仕事がある場合は別です。
どんな仕事を希望しているかは人それぞれですので、すべての仕事について転職できるかどうかを解説するのは難しいですが、児童指導員と関連する仕事としては保育士や介護福祉士など、子どもに関連する仕事や福祉に関連する仕事が挙げられるでしょう。

児童指導員はどんな業種に転職できる?

児童指導員から転職する際には、どんな業種が可能性として挙げられるのでしょうか。
ここでは、児童指導員に関係のあるものを中心に紹介していきたいと思います。

保育士への転職

子どもが好きなら、子どもつながりで保育士へ転職するというルートもあります。
保育士になるには一般的には保育士資格が必要です。
そして保育士の資格を得るためには短期大学などに2年通って卒業する必要があります。
ですが、それ以外にも実務経験を2年以上で、保育士試験を受験する資格を得ることができます。

ここでの実務経験とは児童福祉施設等となっており、放課後等デイサービスや児童発達支援も該当しますので、すでに児童指導員として働いているなら、保育士の試験を受けて合格すれば保育士への転職が可能と言うことになります。
保育士への転職は、子どもが好きだけど発達支援を続けていくのには自信がないといった人には最適かと思います。

介護福祉士への転職

児童指導員からは、介護福祉士への転職も可能になります。
同じ福祉関係ですので、比較的馴染みがあり転職する際も抵抗が少なめです。
ただし、介護福祉士の国家資格が必要になります。
そしてこの資格への受験資格を得るためには、養成施設などを卒業するほか、実務経験3年以上が必要です。

そのため、今児童指導員として3年以上働いているなら、すぐに受験できます。
子どもの発達支援もいいけれど、子ども以外にももっと幅広く支援を行なっていきたいと考えている人にはおすすめの職業になります。

カウンセリング関係への転職

児童指導員の仕事では、精神的な負担を軽くしてあげることも重要になります。
中には子どもやその保護者に対しての支援を行なっていくうちに、メンタルのケアをすることに喜びややりがいを感じる人も多いのではないでしょうか。
そんな人には心理カウンセラーなどのカウンセリング関係の仕事が合っているかもしれません。

実は心理カウンセラーになるために必要な資格というものは、特に定められているわけではありませんので、「わたしは心理カウンセラーです」と名乗れば心理カウンセラーだといってもおかしくはありません。
しかし、心のケアという繊細な仕事になりますので、まったく無知な状態で始めるのは実質不可能でしょう。
何も資格も実績もない状態だと信頼がありませんので、相談者に「この人に相談して大丈夫だろうか…」という不安を与えることになります。

心理カウンセラーになるために必要な資格は特にありませんが、心理カウンセリング関係の資格は国家資格から民間の資格までさまざまです。
そのため、心理カウンセラーとして働く人は、何かしらの資格を持っていることがほとんどです。
代表的な資格としては国家資格である「公認心理師」と、内閣府認定の公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士」の2つが挙げられます。

公認心理師の資格を取るためには、「大学および大学院で必要科目を修了」または「大学で必要科目を修了後、文部科学省・厚生労働省の指定する施設で2年以上の実務経験」のどちらかの条件を満たし、試験を受験して合格する必要があります。

臨床心理士の資格を取得するには、日本臨床心理士資格認定協会が実施する資格試験に合格する必要がありますが、その受験資格を得るために協会指定の大学院や臨床心理士養成に関する専門職大学院修了、医師免許取得後に2年以上の心理臨床経験などが必要になります。

心の悩みというものは人間であれば誰しも抱えているものですので、心理カウンセラーが活躍できる場所は、教育、医療、産業、介護や福祉、地域やコミュニティなど多数あります。
資格を取るのは難しいですが、取ってしまえば将来的に不安の少ない仕事だといえるでしょう。

事務職、接客業、在宅ワークなど

世の中にはさまざまな仕事がありますので、児童指導員を辞めたとしても転職先はたくさんあります。
事務職、接客業、在宅ワークなど挙げればきりがありませんが、特別な資格や経験がなくても転職可能な職業も数多くありますので、色々と試してみるのもいいかもしれませんね。

児童指導員が転職することでメリットはある?

今現在、児童指導員として働いているとして、ほかの業種へ転職した際にどんなメリットが得られるのでしょうか。違いをみてみましょう。

肉体的、精神的負担からの解放

児童指導員の仕事は場合によってはハードですので、ほかの業種へ転職することで肉体的、精神的負担から自由になるというメリットがあります。
仮に事務職などへ転職すれば、少なくとも肉体的な負担は大幅に減ることになりますし、自宅などでできる在宅の仕事に就いたなら精神的な負担を減らすこともできます。

職場での人間関係の悩みが減る

子どもを相手にする仕事は基本的に女性比率が高いことが多いです。
児童指導員の仕事でも、半数以上が女性となっており、まだまだ男性指導員の割合は少ないのが現状です。
女性が多い職場では、特有の人間関係の悩みが発生することもあります。

例えば、仲間はずれやいじめ、また派閥による仕事のしにくさなどです。
保育士は除きますが、ほかの業種へ転職することで女性の割合は減ることになりますので、そういった悩みで困ることは減るでしょう。

休みが増えプライベートが充実

また、転職先によっては休日が増えたり、終業後の時間を有効利用できるようになるかもしれません。
休日が今よりも多かったり、定時で帰れる仕事を選べば、今よりもゆとりができてプライベートも充実することになるでしょう。
就職するときにいくら求人情報に穴が開くぐらいチェックしても、職場見学に行ったとしても、実際に働いてみなければどんな仕事かわからないものです。
そのため、働いてみるとちょっと思っていた仕事と違ったということもあると思います。
何か違うと感じながら働き続けるのは雇用側にとっても労働者側にとっても良いことではありません。
いきいきと働ける場所を見つけるためにも、一度転職を本気で考えるのも手かもしれませんよ。

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