給料に不安…児童指導員が給与アップする方法は?|療育biz
  1. TOP > 
  2. 療育の転職コラム > 
  3. 療育のキャリアアップ > 
  4. 給料に不安…児童指導員が給与アップする方法は?

給料に不安…児童指導員が給与アップする方法は?

どんな仕事でも給与がどのくらいもらえるのかというのは気になるものです。
児童指導員を目指す人にとっては特にそうですよね。
今回は児童指導員の給与やアップする方法について紹介していきます。

児童指導員の給与事情と今後

児童指導員の給与は、さまざまな要素で多少の上下があります。
公立か民間かでも違いますし、施設や事業所の種類によっても変わってきます。
また、児童指導員はパートやアルバイトとして働く人も多いですから、正職員かどうかでも差が出てきます。
順に解説していきましょう。

児童指導員の平均年収

まずは基本的なところから、児童指導員の平均年収や月収はどのくらいなのでしょうか。
はじめに平均年収ですが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、約440万円となっています。
月給にすると、だいたい27万5千円ほどになります。
公立の施設と民間の施設に分けてみてみると、公立の平均年収は約730万円で民間は約320万円と約400万円の差が出ており、かなりの違いがあることがわかります。

公務員だと長い時間はかかるものの、公務員給与規定に則って勤続年数やボーナスで確実に給与アップが可能です。
ですが、一般的な職種と比較すると役職が少ないため昇給することも少ないです。
ただ、福利厚生やボーナスなどは割としっかりしている施設が多くなっています。

初任給について見れば、公務員で平均だとどの施設でも16〜17万円ほどとなっています。
地方公務員の初任給の平均は、大学卒で17万3千円ほどとなっており、ほぼ平均的な給与となっています。

児童指導員の推定生涯賃金

次に児童指導員の推定生涯賃金ですが、推定1億9000万円ほどといわれています。
ちなみに日本の生涯賃金が推定2億5000万円ほどです。
生涯賃金をアップしようと考えるなら、年収を上げなければなりませんが、役職の少ない児童指導員では限界があります。

残念ながら児童指導員がこれほどの水準までになるには、公立でかつ部長レベルの役職まで昇進できなければ難しいでしょう。
児童指導員の最大平均年収は1000万円といわれていますので、不可能ではありませんが、あまり現実的ではないといえます。

児童指導員の年齢と月給・ボーナス

児童指導員は年齢によって月給やボーナスが上がる傾向にあります。
平均だと、例えば25〜29歳では月給が20.6万円でボーナスが82.5万円。
45〜49歳になると月給が30.8万円でボーナスが123.2万円。
そして最も高くなるのは50〜54歳で、月給33.0万円のボーナスが132万円となっています。

児童指導員の給与の今後

近年、放課後等デイサービスなど需要が増え、それに伴って施設も数多くオープンしています。
そのため、施設側も児童指導員を確保するために給与や福利厚生などの待遇を今よりも良くしていこうという動きがあります。
今までは児童指導員の待遇はあまりよくありませんでしたが、こういった背景からどんどん改善されていっていますので、給与もそれに伴って上がっていくことが予想されます。

民間だけでなく公立の施設も増えていることから、政府も需要の高まりに合わせて、児童指導員を含む児童福祉関係の処遇を良くしていくのではないかといわれています。
これによって、児童指導員の給与は見直されていくことでしょう。

児童指導員が給与アップする方法

児童指導員の給与平均は保育士よりもわずかに高いものの、地方に住んでいる人などにとっては少なく感じたり、もっと高いほうが経済的に助かると感じることもあるかと思います。
では、児童指導員が給与アップするにはどうすればいいのでしょうか。

公務員になる

児童指導員の勤務先となる施設は、国や自治体により運営されている施設が数多くあります。
先ほどの比較からわかるとおり、児童指導員として働くなら、公務員になって公立の施設で働くほうが給与アップにかなり高い効果が得られます。
では公務員になるにはどうすればいいかですが、公務員試験を受ける必要があります。

ただし、東京都のように公務員と児童指導員の資格を両方持っていないと応募できなくなっていることもありますので、注意が必要です。
公務員の児童指導員を目指す際は、必ず自治体の「福祉職募集条項」をしっかり読んで確認したうえで臨むようにしましょう。

今よりも高い役職につく

児童指導員が勤める施設や事業所では、職場での役職が少ないことが多いです。
役職ではありませんが、一番現実的で早い方法としては、児童発達支援管理責任者になることです。
児童発達支援管理責任者は児童指導員よりも少し給料が良いため、考えてみるのもいいでしょう。

また、パートから正職員になることでも、結果的に給与が上がることになる場合もあります。
多くの場合、正職員になることに対しては喜ばれることが多いため、正職員になった場合の条件を聞いてみて、今よりも収入が増えるようであれば、検討してみるのもいいかもしれません。

資格を取得する

資格の取得により手当がつくかどうかは、完全に施設によって違います。
児童指導員の任用資格でも手当がつくところもありますし、つかないところもあります。
また、ほかの資格でも手当がつくことがあり、例えば保育士を持っているとつくところもあります。

施設によっては、パートとして働いている場合で、正社員になることで資格手当がアップするケースもあります。
このように施設によってさまざまな待遇が用意されていますので、もし転職を考えているなら、資格の手当についてもしっかり確認しておくとよいでしょう。

転職エージェントを活用する

児童指導員の仕事を今後も続けていきたいと考えてはいるものの、今の職場で給与アップできる見込みがない場合、転職も視野に入れたほうがいいかもしれません。
経済的にもある程度充実していなければ、心のゆとりがなくなってしまい、仕事でも良い支援を提供できないからです。

さらに心のゆとりの面からいえば、忙しくて転職活動する余裕がないというのも問題です。
働きながら転職先を探すのは、今の仕事の忙しさによっても変わりますが、基本的にはあまり簡単なことではないはずです。
そんなときに頼りになるのが、転職エージェントになります。転職エージェントは忙しい転職希望者の心強い味方です。

転職エージェントは、療育関係に特化した専門のキャリアコンサルタントが専任でついてくれます。
キャリアコンサルタントが行うサポートは、ただの求人情報の紹介だけではありません。
気になっている施設との見学・面接の日程調整、面接時のアドバイスなど、転職に関係のあることは精一杯サポートしてくれますので、本当に助かります。

そして、給与アップを望む人にとって大切なのは、条件の交渉ですが、これもしっかり交渉してもらえます。
転職エージェントを利用しない場合は、自分で応募先と交渉しなければなりません。
お金に関することはなんとなく交渉するのは難しいという人も多いでしょう。
それを代行してもらえるのは大変助かりますよね。
このような理由で、転職エージェントを利用することはメリットだらけなんですね。
今回は児童指導員の給与アップについての話でした。
児童指導員の給与は今後上がっていく可能性があります。
ですが、それには時間がかかることもあり、今すぐに給与アップを望んでいる人にとっては待てないでしょう。
そんなときに、今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
きっと今よりも給与アップできるでしょう。

療育bizは、全国に対応している療育専門の転職サイトです。
療育業界出身のコーディネーターが最適な求人のご提案をさせて頂きます。

お気軽にお問い合わせください

求人を提案してもらう(無料)