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保育士におすすめの転職先20選!資格とスキルを活かせる仕事を探そう

保育士と書かれたプレート
保育士資格を目指す方の多くは、保育園に勤務することを目標としているのではないでしょうか。しかし、現状への不満や自分自身のスキルアップ、他分野への挑戦などさまざまな理由で保育園から転職したいと考える人もいます。

保育士資格は、乳児や幼児に関わるプロフェッショナルとしてさまざまな分野で需要がる資格です。

今回は、そんな保育士資格を持つ方におすすめの転職先について徹底解説。転職先を選ぶ際のポイントと注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【そろそろ新たなステップに】保育士からの転職って需要があるの?

保育士としてこれまで勤めてきたものの、現職での不満がある、スキルアップをしたい、他分野に挑戦したいなど、さまざまな理由で転職を考える方もいるでしょう。

また、なかには転職や出産などライフスタイルの変化によって、一度離職したものの、再び子供に関わる仕事に就きたいという方も少なくありません。

転職を考えるなかで、多くの方が考えるのが「保育士資格って保育士以外の仕事に需要があるの?」という疑問です。「保育士=保育士資格」のイメージが強いからこそ、保育園以外の就職先は検討もつかないという方もいるでしょう。

実は、保育士資格は保育園以外にもさまざまな施設や企業などで需要があります。

【保育系】保育士におすすめの転職先9選

現職の保育園から転職したいけれど、保育の仕事は好き。という人には保育系の仕事がおすすめです。

1. 他の保育園

基本的に、保育園の保育士として仕事を続けたい人は、他の保育園への転職を検討するとよいでしょう。保育園は、園によって方針や保育の仕方もさまざまです。保育士としてのスキルを高めたいという人にも、他の保育園への転職がおすすめです。

2. 認定こども園

認定こども園とは、保育と教育の両方を提供する施設です。そのため、認定こども園の教諭として勤めるためには幼稚園教諭免許も必要になります。幼稚園教諭免許は必要な科目を履修できる4年制大学や短大などを卒業することで取得できます。しかし。保育士として3年以上の実務経験を持つ人の場合、教員資格認定試験に合格することで資格の取得が可能です。

3. 企業内の保育園

一般企業のなかには福利厚生の一環として自社に保育園を運営しているケースがあります。主に自社で働く従業員の子どもを保育することを目的としているため、通常の保育園とは保育の仕方が違う点も多いでしょう。

一般的に企業の屋内や近隣に施設が設置されていることが多いため、通常の保育園にくらべて保護者との距離が近いのも特徴のひとつです。一般企業の他、病院などでも院内スタッフの子どもを対象とした保育園(託児所)を運営しているケースが多くあります。

企業の従業員という扱いなるため、一般的な保育園に比べて福利厚生が手厚く給与水準も高めなのが特徴です。そのため、競争率は高い傾向にあります。

4. 病児保育

病児保育とは、病気になった子供の保育を担う施設で、医療機関併設型や保育園併設型、単独型などさまざまな類型があります。児童の状態によっても病児対応、病後児対応、体調不良対応などさまざまで、働く親と突発的な体長不良を引き起こしやすい子どもを支える重要な保育事業です。

前提として病児(または病後児、体調不良児)の保育を担うため、一般的な保育園とは保育の仕方も大きく異なります。その他、病状の急変時の対応など、病児保育に特化したスキルや知識が求められるでしょう。

5. ベビーシッター

ベビーシッターは、主に民間のサービスで、子どもの家庭に訪問し依頼された時間中保育を行います。ベビーシッターとして働くのにあたって必要とする資格はありませんが、乳児や幼児保育のプロである保育士資格を持っていると、保護者からの信頼も得やすいでしょう。
ベビーシッター業を運営する会社に所属する際にも、保育士資格や保育士経験があると優遇されるケースが多いです。

一方で、ベビーシッターは民間のサービスであることから、サービスの利用層は比較的裕福な家庭が少なくありません。人口が多い地域や富裕層家庭の多い地域では需要があるものの、過疎地での需要は低く、働ける場所に制限がかかるケースもあるでしょう。

6. 保育ママ

保育ママとは正式名所を「家庭的保育事業」と言います。保護者が週4日以上(実働5時間以上)就労している家庭に対して、3歳以下の傷病により保育所などに登園できない子どもを保育者の自宅(もしくはその他の施設)で保育する取り組みです。

保育者の自宅で保育を行うケースでは、通勤時間などが不要である等のメリットがあります。保育ママには、国の認可事業として行っているものの他に、自治体が独自で行っているケースもあるため、それぞれ必要な研修や基準などが異なります。保育ママを目指す人は、自分の希望する認可事業もしくは自治体の、採用基準をチェックしてみるのがよいでしょう。

7. 学童保育

学童保育では、小学校1~6年生の児童を対象に、保護者が就労等の理由により居場所のない児童に対して施設にて見守りを行います。それぞれの学童によってカリキュラムなどは異なりますが、一般的には第3の家庭としての役割を持ち、児童はおやつを食べたり宿題をしたりしながら過ごします。

保育園等とは対象児の年齢が異なりますが、子どもと関わる仕事をしたいという人には向い得ていると言えるでしょう。保育士資格を所持している人の場合、所定の研修を受講することで「放課後児童支援員」という資格を取得できます。放課後児童支援員は、学童に必ず1人以上の配置が求められるため、資格を所持しておくと就職活動の際に有利に働くでしょう。

8. 託児所(認可外保育園)

託児所(認可外保育園)は、民間や法人が運営している保育園です。認可を得ていない保育園のため「保育の質が悪いのではないか」と誤解を受けることがありますが、独自性を重視するために認可を受けていないケースや、長時間の保育を対象とするために認可を受けていないなど、一概に問題のある施設ばかりという訳ではありません。

認可保育園とは、給与面や就労時間などの面が大きく異なり、夜間保育を提供している託児所の場合給与水準が比較的高い傾向にあります。

9. インターナショナルプリスクール

プリスクールとは、未就学児の教育と保育を担う施設のことを指します。つまり、海外版のこども園と言ってもよいでしょう。

インターナショナルプリスクールでは、さまざまな理由で日本に在住している外国人の子どもやプリスクール独自の教育を受けたいと考える日本人の子どもなどを主に保育します。

一般的な保育園とはプログラムや教育方針が大きく異なり、多くの場合外国語に精通していることが求められます。また、保育でもさまざまな国の文化や宗教に配慮する必要があり、比較的高いスキルが求められますが、給与を含めた就業環境が良く人気の転職先です。

【福祉系】保育士におすすめの転職先6選

子供に関わりつつ「人を助ける仕事をしたい」と考える人には、福祉分野の仕事がおすすめです。福祉分野においては、保育士資格は高い需要があるため、求人も見つけやすいでしょう。

1. 療育センター

療育センターとは、発達障害を始めとする心身に障害を抱えた子供達を支援する公的な機関です。地域の中核組織として、障害児やその保護者の支援を行います。

療育センターは主に公共の事業の一環となるため、転職するためには公務員試験に合格する必要があります。

2. 児童発達支援事業

児童発達支援事業は、療育センターと同じく発達障害を始めとする心身に障害を抱えた就学前の幼児や児童を支援する組織です。主に社会福祉法人などの団体が運営しており、さまざまな資格職の求人が多くあります。

児童発達支援事業には、保育士または児童指導員の配置基準や配置加算があるため、保育士資格を持っている場合、転職の際に有利に働くことが期待できます。障害に対する理解や対応方法など、新しく学ぶことも多いですが、保育に対するスキルや知識も充分活用することができます。

3. 放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、児童発達支援事業と同じく社会福祉法人等が運営している障害児福祉施設のひとつです。児童発達支援事業所と異なり、就学児から18歳までを支援の対象としているのが特徴です。

主に、学校が終わった後の放課後や土曜日、夏期および冬期長期休暇などに、児童の受け入れ支援を提供します。一般的な保育園などに比べると拘束時間も短いため、長時間就労などが問題で転職を検討している人にぴったりでしょう。

4. 児童養護施設・乳児院

児童養護施設・乳児院とは、虐待や育児放棄、貧困などさまざまな原因で親元を離れて暮らす必要がある子ども達を支援する施設です。児童養護施設や乳児院には保育士の配置基準もあるため、保育士資格を所有していれば、転職の際に有利になるでしょう。

保育士はどちらかと言えば「先生」の立場で子供達を保育しますが、児童養護施設や乳児院では親代わりの立場になって子ども達を支援します。

5. 母子支援施設

母子支援施設とは、18歳未満の子供と母親の権利を守り自立を支援するための施設です。さまざまな原因により、生活が立ち行かなくなった母子を保護し、自立支援を行います。

基本的に、就職に際して絶対条件となる資格はありませんが、保育士資格を所持している人は優遇される傾向にあります。

6. 居宅型訪問保育

居宅型訪問保育とは、3歳未満の保育を必要とする乳幼児において疾病や障害によって集団生活が困難な子ども、保育園の閉鎖により保育の場がない子どもに対して保育士が自宅を訪問して保育所保育指針に基づいた保育支援を提供する事業です。

病気や障害を持つ子ども達の保育を行うことや、自宅に訪問して保育を行う点での難しさはありますが、保育自体は保育所の保育指針に基づいているためこれまで保育士として積み重ねてきたスキルを発揮しやすいでしょう。

【一般企業】保育士におすすめの転職先5選

保育士としての経験を活かしたいものの、保育の現場から離れた仕事に転職したいと考えている方は、以下の転職先がおすすめです。

1. 保育用具の商材メーカー

普段、保育士として勤めているなかで、絵本や玩具、しの他の保育に必要な用具を販売しているメーカーであれば、現場で働く保育士の意見はとても重要となるでしょう。自分自身の経験を活かし、より保育の現場の求める商材の開発に携われるチャンスもあります。

2. 子育て用品の企業

子育て用品や子供服を開発・販売している企業にとっても、子育てに関わる保育士の経験は重要視してもらえるでしょう。実際、保育所に通う子供の割合が増えてきているため保育所で使うことを前提とした商品開発を始めている企業も多くあります。

3. 写真館

子供向けの写真館などでも、着替えを手伝ったりカメラの前で笑顔になってくれるようあやしたりするスタッフが必要です。さまざまな子どもに対応してきた保育士なら、子どもを安心させ笑顔にするスキルを遺憾なく発揮できるでしょう。

4. テーマパーク

子ども達の笑顔に携わりたいという人は、テーマパークに勤めるのもおすすめです。対象が子どもだけに限られる訳ではない上、保育士のスキルを活かす機会も少ないかもしれませんが、子どもと接する仕事を続けたいという人にはぴったりでしょう。

5. 幼児教室

幼児教室とは、未就学児を対象にした教室事のカリキュラムをこなすことを目的とした習い事です。
英語や音楽、スポーツ、勉強などの知育系の指導を行う教室もあれば、集団行動やペーパーテストなど小学校受験対策としての指導を提供している教室もあります。教室の扱うカリキュラムについての理解や研修などは必要ですが、子どもの指導をするなかで保育士としての経験は十分に発揮できます。

保育士の転職で注意するポイントは?

最後に、保育士が転職する際に気を付けるべきポイントについて解説します。

自分が何をやりたいかを明確にする

転職をする場合、選べる業種は無数にあります。保育士の経験やスキルを活かしたもの以外も踏まえると、それこそ選びとるのが困難になる程でしょう。

そのなかで、自分の希望する転職先を選ぶためには、まず自分が何をしたくて何をしたくないのかを明確にする必要があります。「子供に携わりたい」「一般的な保育園ではない所で働きたい」「保育士が必要とされる現場で働きたい」など、まずは転職先のジャンルの絞り込みを丁寧に行いましょう。

転職先の業務内容を十分にリサーチする

転職の失敗で多いのが「思っていた業務内容ではなかった」というものです。仕事の中には、表面化されていない業務もたくさんあるため、転職後にそれらの仕事を任されて驚いてしまう方もいるでしょう。

転職を希望する業種で働いている知り合いに聞いたり、転職サイトの相談サービスを利用したりするのもおすすめです。入職後のギャップをなくすためにも、徹底的にリサーチし納得して務めることのできる転職先を探しましょう。

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