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療育の先生になる方法を徹底解説!児童発達支援で活用できる資格も紹介

療育(児童発達支援)について

発達障害とは、自閉症スペクトラム症や注意欠如・多動症、学習障害などさまざまな特性を持つ生まれつきの障害です。脳の働きに何らかの問題があることで起こり、特性の現れ方には個人差があります。

医療の発展と共に原因が解明されてきたことで発達障害は認知度を広げ、これまで周囲に理解されない生きづらさを感じていた人に対する支援も重要視されるようになりました。

子どもの発達障害は特に問題視されており、現代では1クラスに1~2人は発達障害児がいるともいわれています。

発達障害を持つ子ども達を支援する取り組みとして注目されているのが療育です。まずは、療育について概要や種類など詳しく紹介します。

療育とは

療育とは、何らかの問題で発達の遅れがみられる子どもに対して、発達を促すための支援を行うことです。特に発達障害の場合、早い時期から適切な支援を行うことで高い効果が期待できます。このような療育を「早期療育」と言い、幼少期から小学校低学年くらいまでの期間に行う療育は特に重要な意味を持っているとして支援の拡充が進んでいます。

療育の種類

療育には、運営する母体組織や対象とする利用者年齢などによって「療育センター(児童発達支援センター)」「児童発達支援事業所」「放課後等デイサービス」の3つに分類されます。

それぞれの特徴や違いは以下のとおりです。

療育センター(児童発達支援センター)

療育センターは地域を包括的に支援することを目的としています。主に、自治体が運営しており、福祉型と医療型の2種類があります。

児童発達支援事業所

児童発達支援事業所は地域に根差した支援に取り組んでおり、民営で行われているケースが多いです。未就学児を対象に、それぞれの施設が個性を持った児童発達支援に取り組んでいます。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、18歳以下の就学児を対象として児童発達支援を行っています。学校が終わった後の放課後や土曜日などの定休日、夏休み・冬休みなどの長期休暇中に支援を行うのが特徴です。

療育の仕事内容

療育では、子どもの発達に合わせて自立を目指した支援に取り組みます。療育センターや児童発達支援事業所などは、主に日常生活に関する訓練を行っているケースが多いです。

児童本人が自立して社会生活を送れるようにする反面、周囲は特性を理解しフォローしてあげることも大切です。そのため、特性と上手く付き合いながらスムーズに日常生活に送る方法を、児童本人だけでなく保護者などに教えることも療育の仕事内容と言えます。

療育センターなどの場合は保育園や幼稚園など、包括する地域の教育機関と連携して療育に取り組むこともあります。

就学児を対象とする放課後等デイサービスでは、学習面のフォローを行うこともあります。特性が原因で習得が難しい学科に対して、発達に合わせた学習方法の提示や学習環境の見直しなども療育の一環として指導します。

療育の先生として働くには

療育分野で先生として働くにはいくつかの方法があります。

方法その1.療育職員として先生になる

児童指導員や保育士、児童発達支援管理責任者など、療育や保育を担う資格を取得して先生になる方法があります。

特に児童発達支援事業所や放課後等デイサービスは年々施設数が増加しており、療育職員の需要が高まっています。合わせて運転免許なども取得していると、送迎付きの事業所でも重宝されることでしょう。

方法その2.専門職員として先生になる

心理士や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門資格を取得している人も、療育分野で先生として活躍できます。特に、これらの専門職は資格取得までに長い期間を要するため、需要が特に高いです。

発達障害の場合、脳の通信回路が通常と異なることで、思っている通りに体を動かすことが苦手なケースが多いです。思考と体の動きがリンクしないことで、思う通りに行動できず心の負担を感じる子どもも少なくありません。

専門職員は、このような心と体のサポート役として医学を取り入れた療育のエキスパートになれます。

療育の先生になりたい場合に必要な資格

療育の先生になるためには、何らかの資格が必要です。以下の資格を持っている場合、児童発達支援事業所や放課後等デイサービスなどに就職し、先生として働くことができます。

児童指導員任用資格

児童指導員任用資格とは、一定の条件を満たすことで厚生労働省から受けられる任用資格のひとつです。資格試験などはなく、条件を満たして所定の職種につくことで児童指導員として勤めることが可能になります。

児童指導員任用資格に必要な条件は以下のとおりです。
・地方厚生局長等の指定する児童福祉施設の職員を養成する学校その他の養 成施設を卒業した者
・社会福祉士の資格を有する者
・精神保健福祉士の資格を有する者
・学校教育法の規定による大学の学部で、社会福祉学、心理学、教育学若しく は社会学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
・学校教育法の規定による大学の学部で、社会福祉学、心理学、教育学又は社 会学に関する科目の単位を優秀な成績で修得したことにより、同法第百二条 第二項 の規定により大学院への入学を認められた者
・学校教育法 の規定による大学院において、社会福祉学、心理学、教育学若し くは社会学を専攻する研究科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
・外国の大学において、社会福祉学、心理学、教育学若しくは社会学を専修す る学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者
・学校教育法 の規定による高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者、同法 第九十条第二項 の規定により大学への入学を認められた者若しくは通常の 課程による十二年の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課程によりこ れに相当する学校教育を修了した者を含む。)又は文部科学大臣がこれと同 等以上の資格を有すると認定した者であって、二年以上児童福祉事業に従事 したもの
・学校教育法 の規定により、小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校の 教諭となる資格を有する者であって、都道府県知事が適当と認めたもの
・三年以上児童福祉事業に従事した者であって、都道府県知事が適当と認めたもの
引用元:児童指導員及び指導員の資格要件等
つまり、以下の資格を持っている人も児童指導員として療育の先生になれます。
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 小・中・高の教員資格

保育士資格

療育の現場では保育のプロフェッショナルである保育士を配置することでより行き届いた支援が行えるようになるため、保育士資格所持者の需要も高いと言えます。

保育士は国家資格です。厚生労働大臣が指定する養成学校に進学し、所定の科目を習得して卒業し、国家試験に合格すると資格を取得できます。

療育の先生になるために保育士資格を取得するというケースは少ないですが、保育園で勤めている間に療育に興味を持つ人は多くいます。そのため、保育園などに勤めていたものの転職して療育業界に飛び込むという人が多いです。

児童発達支援管理責任者資格

児童発達支援管理責任者は、療育での実務経験や所定の研修を全て受講したうえで取得できる資格です。そのため、すでに療育の先生として働いている人がキャリアアップとして取得するケースが多いでしょう。

児童指導員や保育士とは担当する業務分野が異なり、児童の療育計画を立てる重要な責任を持った職業です。資格取得のために欠かせない研修を受けるためには、5年間の実務経験が必要となります。また、基礎研修、実践研修などは各自治体で1年に1~2回程度しか実施されていないため、完全な資格取得には最短でも5~7年必要と言えるでしょう。

公認心理士資格(臨床心理士資格)

発達障害を持つ子どものなかには、心のサポートを必要とするケースも多いです。そこで、健康な心の発達を促すためのエキスパートとして療育に携わるのが、心理士です。

心理士資格には国家資格である公認心理士と民間資格である臨床心理士があります。公認心理士が国家資格として制定されたのは2017年と最近のことであるため、未だ資格所持者数も多くはありません。

このような背景から、民間資格である臨床心理士でも療育現場における配置基準を満たすことができます。ただし、今後公認心理士が増えるにあたり配置基準に変更が生じる可能性は捨てきれません。

理学療法士資格

理学療法士とは、身体に障害がある人に対して理学療法を行う専門資格です。運動療法や物理療法などを行い、日常に欠かせない基本動作の訓練などを主に行います。

発達障害の場合、運動能力に発達の遅れが見られたり不器用さが目立ったりするケースが少なくありません。理学療法士は、これらの問題に専門的な知見を活かしたアプローチを行います。

作業療法士資格

作業療法士も、理学療法士と同じく身体に障害がある人に対して作業療法を行う専門資格です。理学療法士が日常生活に必要な基本動作を訓練し、作業療法士がさらに基本動作を応用した体の動かし方を訓練します。

理学療法士と連携し、運動や手先の動きなどの発達を促し、自立的な日常生活送れるよう支援を行います。

言語聴覚士資格

言語聴覚士は、発語や認知、摂食、嚥下などに関する検査と評価を行い、必要な訓練を行う専門資格です。特に、児童発達支援では発語や認知に関するプロフェッショナルとして活躍するケースが多いです。

相手からの言葉を正しく認知する能力や、自分の気持ちを言葉として発語する能力など、一般社会で過ごすなかでとても重要な発達に関与する専門家です。理学療法や作業療法は2~3歳から始めるのに対し、言語療法は4~5歳程度から始めるケースが多いと言われています。

持っていると療育現場で活用できる資格

療育の先生になるには、前項で紹介したいずれかの資格が必要です。しかし、それ以外にも所持していると療育業界で働く際に役に立つ資格があります。

運転免許

児童発達支援事業所や放課後等デイサービスのなかには、利用者の送迎サービスを取り入れているケースが多いです。送迎は主に療育スタッフが行っている施設が多いため、運転免許を持っていると送迎業務の際に活用できるでしょう。

児童発達支援に関する民間資格

民間団体が発行している児童発達支援に関する資格を所有していると、療育業界で先生として働く際に有利に働くことがあります。
特に、児童指導員や保育士として初めて療育業界で働く人の場合、民間資格を取得して発達障害に関する知見を広めておくのも良いでしょう。

児童発達支援に関する民間資格には以下のようなものがあります。
  • 児童発達支援士
  • 子ども発達障害支援アドバイザー
  • 発達障害児支援士
  • 早期発達障害児支援士
  • 発達障害コミュニケーション指指導者
  • 発達障害学習支援サポーター認定
それぞれの資格によって学ぶ分野や難易度が異なるため、基礎知識などを元に資格を選んで取得を目指すとよいでしょう。

療育の先生として働く職場を探す方法

療育の先生になるための資格を取得した後は、数多くの事業所のなかから職場を探す必要があります。自分に合った職場を見つけなければ、理想的な働き方ができなくなってしまうため、慎重に求人を探しましょう。

求人誌から探す

求人誌は地域を限定して、事業所の求人を探すことができます。反面、限られた情報のなかから求人を探すことになるため「こんな条件なんて誌面には載っていいなかった」というトラブルも多く聞かれます。事前に、質問事項をまとめて、条件面の確認を徹底する必要があります。

求人サイトで探す

療育業界に特化した求人サイトを利用すれば、条件を指定して検索することもできます。しかし、求人サイトには数多くの事業所が登録しているため、似ている条件を持つ大量の求人の中から自分に合う職場を探す必要があるでしょう。
最終的に「どの求人を選べば良いのか分からない」と悩んでしまう人も少なくありません。

コーディネーターに依頼して紹介してもらう

療育業界に特化したコーディネーターに自分の希望を伝えて、ぴったりの求人を紹介してもらうサービスもあります。どのような働き方をしたいのか、職場に求める条件、今後の展望などさまざまな要件を伝え、コーディネーターがそれらの要件を満たし相談主にぴったりな求人を紹介します。

特に明確な条件などが無いという人の場合でも、コーディネーターに相談する内に理想や要望が明確化することもあります。初めて療育業界に就職する人におすすめの方法です。

療育の先生になろう

発達障害と診断される子どもの数は年々増加しています。療育の先生は、発達障害を持つ子ども達にとって必要不可欠な存在です。子ども達の生きづらさを解消し、健やかに成長していけるよう、療育の先生として児童発達支援に携わってみてませんか。
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