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児童指導員の転職・求人事情とは?さまざまな働き方を紹介

これから児童指導員を目指したい方や、働き方を変えたい方は多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、今回は児童指導員の転職事情を徹底的に解説します。児童指導員の魅力の1つは、さまざまな働き方ができる点です。しっかりリサーチすれば、ご自身に合った求人が見つかります。少しでも転職にお悩みの方は、参考にしてください。

児童指導員の転職については以下のコラムでも詳しく紹介しています。
児童指導員の転職について知りたい人はぜひ参考にしてみてください。


【児童指導員の転職活動。その流れについて】のページはこちらをクリック


【児童指導員から異業種へ転職できる?おすすめの職種など】のページはこちらをクリック

児童指導員になるための方法

児童指導員は、児童福祉施設に預けられた子どもの生活を助ける仕事です。事情があって子どもの世話ができない家庭や、障がいを持つ子どもをサポートします。児童指導員になるためには資格が必要と思う方もいますが、必ずしもそうとは限りません。児童指導員になるための方法は、複数あります。今後、児童指導員として働きたいと思う方のために、児童指導員になるための方法を解説します。

資格や免許を取得する

1つめの方法が、資格や免許の取得です。具体的には社会福祉士の資格、または精神保健福祉士の資格を取得すると、児童指導員になることができます。それ以外にも小・中・高の教員免許や、幼稚園教諭の免許状を持っている場合は、任用資格を得ることができます。

養成学校・施設を卒業する

2つめの方法が、養成学校や養成施設を卒業することです。たとえば国立の障害者リハビリセンター等の、厚生労働大臣が指定する施設を卒業することで、任用資格を得ることができます。

大学・大学院の指定学部を卒業する

3つめが、大学や大学院の指定学部を卒業する方法です。具体的には社会福祉学部、心理学部、教育学部、社会学部のいずれかを卒業する必要があります。大学の場合は、4年制大学の卒業が必要です。大学は国内である必要はなく、海外の教育機関も認められています。

実務経験を積む

最後に実務経験を積む方法です。以下のいずれかを満たす場合、任用資格を得ることができます。
・高等学校を卒業した者で、2年以上の児童福祉サービスに従事
・3年以上児童福祉サービスに従事(都道府県知事もしくは厚生労働大臣の認定が必要)

児童指導員の働き方

児童指導員といっても、その働き方はさまざまです。業務内容や給料等は、職場によって変わります。転職に興味がある方は、児童指導員の働き方を知りましょう。

児童指導員の業務内容

児童指導員はさまざまな仕事をしますが、主な業務は以下の通りです。
・しつけや生活指導
・障がいのある子どもの療育
・学校や児童相談所と連絡
・保護者とコミュニケーション
・事務作業や会議の運営
まず児童指導員の仕事として一番イメージしやすいものが、しつけや生活指導ではないでしょうか。保護者の代わりに、子どもの生活指導をおこないます。また障がいのある子どもたちを預かる施設の場合は、療育もおこないます。身体が不自由な子どもや、うまくコミュニケーションが取れない子どももいるため、根気が必要な仕事です。ただしやりがいもあります。つぎに学校や児童相談所、保護者とコミュニケーションをとることも立派な仕事の1つです。大切な子どもを預かる仕事のため、迅速かつ正確なコミュニケーションが要求されます。さいごは事務作業や会議の運営です。事務作業は、たとえば指導案づくり等をおこないます。

児童指導員が働く場所

児童指導員が働く場所はさまざまです。たとえば乳児院、児童養護施設、児童発達支援センター、放課後等デイサービスがあります。まず乳児院は、0歳から1歳の乳児を預かる施設です。家庭の事情で面倒を見られない保護者のために、乳児をお世話します。つぎに児童養護施設は、虐待や家族との死別等さまざまな事情により、養育が困難な子どもを預かる施設です。年齢の幅は、1歳から18歳と広がります。つぎに児童発達支援センターは、障がいを抱える小学生未満の子どもが通う施設です。日常生活に必要な物事を教え、自立を支援します。さいごに放課後等デイサービスとは、障がいを持つ子どもや発達に特性のある子どものための福祉サービスです。個別支援計画に基づいて、そのような子どもが自立できるよう、支援します。このように児童指導員が働く場所はいくつもあり、場所によって業務内容や指導相手も変わります。

児童指導員の給料

児童指導員の給料は、働く場所や雇用形態によって変わります。まず働く場所には、民間施設と公立施設があります。民間施設の給料の相場は、平均300万円〜450万円程度です。公立施設は平均450万円〜550万円程度です。民間施設の方が給料面で低い傾向にあります。なぜなら公立施設は、公務員給与規定に基づいて、給料が支給されるからです。福利厚生やキャリアアップを考えると、民間施設より公共施設の方が好待遇と考えられます。
また雇用形態によっても賃金は変わります。正規雇用のほかに、派遣社員や、パート・アルバイト等さまざまな働き方ができるのが特徴です。正規雇用の場合の平均年収は260万円〜580万円です。派遣社員の平均時給は約1,270円、パートやアルバイトの平均時給は約990円です。このように児童指導員の給料は、働く場所や雇用形態によっ変わります。

児童指導員のやりがい

児童指導員の仕事はやりがいがあることも魅力の1つです。中には障がいを持つ子もいるため、ハードな部分もあります。しかしそれを乗り越えて子どもとともに成長するからこそ、味わうことができる充実感があります。たとえば子どもが変化する姿を、ありのままに感じることができます。障がいを持つ子どもが新たなことにチャレンジする姿や、新しい表情を見せる瞬間は、成果を感じる時間でしょう。

児童指導員の転職事情

ここからは児童指導員の転職事情を解説します。転職市場の現状や、志望動機等、転職する前に知っておくべき情報をまとめます。職場を変えたい人はもちろん、これから児童指導員を目指す方も参考にしてください。

児童指導員の需要と現状

社会環境が原因で、児童指導員の需要は高まっています。なぜなら近年、サポートが必要な子どもの人数が増加傾向にあるためです。さまざまな要因が考えられますが、たとえば子どもの虐待件数は、この20年間で20倍にも膨れ上がっています。しかし現状、児童福祉に関する行政の対応は遅れており、児童指導員は十分な人数が確保できているとは言えません。昇給に需要に見合う数のサポート施設をつくり、児童指導員の労働条件を改善する必要があります。

児童指導員の将来性

児童指導員の仕事は、現状厳しい側面もありますが、十分将来性があると考えられます。なぜなら児童支援施設や放課後等デイサービス施設が増加傾向にあるためです。2012年から2019年の間に、児童発達施設は2.7倍に増え、放課後等デイサービス施設は4.5倍に増えました。児童支援施設の需要はいまだに高いため、今後もこの傾向が続くと考えられます。また核家族化が進み、共働きが当たり前の時代です。働き方や家族の在り方も多様化しているため、児童指導員や児童福祉施設の需要も増えると考えることができます。

転職の難易度

未経験の人は特に、児童指導員に転職できるか不安に感じるでしょう。結論、児童指導員は年齢や職歴のハードルが高くない職業です。その理由はまず、児童指導員になるための方法が複数あるためです。必ずしも資格が必要ではないため、転職の難易度も高すぎません。つぎに児童指導員の仕事は、キャリアによって大きく変化しないためです。経験豊富な方も、新しく転職した人も、同じような仕事をします。児童指導員としてのスタートが多少遅くても、転職は十分可能です。子どもをサポートすることが好きな方、人の役に立ちたい方は、年齢関係なく目指すことができる職業でしょう。

転職に有利な資格や職歴

児童指導員になるためには、任用資格要件を満たしている必要があります。それ以外に取得しておいて有利な資格も存在します。結論、教育系資格や福祉系資格がおすすめです。たとえば保育士や教員免許、社会福祉士、精神保健福祉士等があると、転職に有利に働くでしょう。児童指導員へ転職するために役立つ職歴には、児童教育関連の仕事があります。子どもたちとコミュニケーションを取ることができる人と判断してもらえる可能性が、上がるためです。そのほかに営業職や接客業も有利にはたらきます。このような職歴も、コミュニケーション能力をはかるための判断材料になるためです。転職面接の際は、このような資格や職歴をアピールするようにしましょう。

児童指導員の求人例

児童指導員の求人例を紹介します。児童指導員は雇用形態、場所、給料等が求人によって変わります。ご自身がどのような働き方を希望するかの観点から、探しましょう。

【埼玉県】昇給・賞与・退職金制度ありの放課後等デイサービス

多くの児童指導員の悩みが、給料です。働き続けても昇給がなかったり、賞与がもらえない事例もあります。したがって昇給や賞与、退職金制度ありの求人は人気があります。職員同士の雰囲気の良さにも定評ありです。

・仕事内容
児童と一緒に遊んだり、宿題をチェックします。楽しい時間を過ごせます。

・給与
【正職員】 月給 209、000円〜232、000円
昇給:年1回

・勤務時間
平日 10:30〜19:30
学校休業日 9:00〜18:00

・休日
週休二日(毎週日曜日)
年末年始(12月29日〜1月4日)

【大阪府】未経験でも可能!放課後等デイサービス

実務経験がない方でも始められる児童指導員のアルバイトです。シフトも週一日から可能のため、忙しい方にもおすすめ。

・仕事内容
子どもの療育、遊び、運動。食事やトイレ介助。送迎者に添乗することもあります。施設の対象年齢は5〜18歳です。

・給与
【パート・バイト】時給 1,000円 〜

・勤務時間
週1日、1日6時間から可能

【愛知県】残業ほぼなし!障害児のための幼児教室

障害児のための幼児教室です。教育熱心な先生が多く、成長したい方には最適な環境。残業はほとんどないため、プライベートの時間も大事にできます。

・仕事内容
メインの仕事は、発達障がいや発達の遅れがある幼児の個別指導・集団指導です。指導案の作成からお願いします。そのほかに研修運営等もおこないます。子どもの笑顔を引き出しながら、伸ばすお仕事です。

・給与
【正職員】 月給 204,994円 〜 219,239円
昇給あり(年1回)

・勤務時間
9:00〜19:00
※ライフスタイルに合わせて時間帯は相談に応じます

・休日
週休2日
年末年始休暇
ゴールデンウィーク
夏季休暇
有給休暇

【福岡県】資格取得支援あり!放課後等デイサービス

児童指導員の募集です。資格取得支援があるため、未経験の方・ブランクも応募ができます。昇給・賞与があり、目標を持ってお仕事ができる環境です。身だしなみ手当などうれしい手当も完備。

・仕事内容
発達に特性のある子ども達を、放課後や休日にお預かりするお仕事です。宿題をサポートし、個別療育を行います。

・給与
【正職員】 月給 208,000円 〜 238,000円
処遇改善手当 30,000円
身嗜み手当 3,000円
資格手当 5,000円〜
賞与 年2回
昇給 年1回

・勤務時間
1)10:00〜19:00
2)9:00〜18:00


・休日
祝日
年末年始休暇
お盆
介護休暇
看護休暇
有給休暇
慶弔休暇
その他休暇

【愛媛県】強みを活かせる!放課後等デイサービス

提供するサービスは、就労継続支援A型をはじめ、放課後等デイサービス・相談支援事業・定着支援事業等さまざまです。障がいのある人もない人も共に働き、支え合い、高め合うことができる社会を実現したい。そんな思いで、たくさんの仲間と共によりよいサポート目標に励んでいます。

・仕事内容
障がいのある児童に、楽しみながら学ぶことができるプログラムを実施しています。将来の自立に向け、サポートするお仕事です。

・給与
【正職員】 月給 170,000円 〜 250,000円
賞与 年2回
昇給 年1回
通勤手当 上限30,000円/月
資格手当 5,000円
役付手当 10,000円〜60,000円(役職に応じて支給)

・勤務時間
1)9:00〜18:00
2)10:00〜19:00

・休日
年間休日120日以上
閉所日2日+希望休1日+シフト休(月9日間程度お休みです)
児童指導員の転職情報や求人を解説しました。現状、児童指導員は大変な職業です。しかし今回解説したように、将来性も感じられます。転職は可能性が広がり、チャンスが生まれるでしょう。療育bizでは、児童指導員の求人も掲載しているため、お探しの方は一度ご覧下さい。

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