転職をする際、今の職場での仕事をこなしながら並行して行う人が多いと思います。
自分が希望している理想の職場を探すために、仕事をしながら数多くの求人を探すのは簡単なことではありません。
転職をするのが初めての人ならなおさらです。

そんな時に便利なのが転職エージェント。
ですがその転職エージェントもかなりの数がありどれを選んでいいのか迷ってしまうことでしょう。
そこで今回は、転職エージェントの選び方をご紹介します。

療育の仕事をしている人やしたいと考えている人で、自分の理想の転職先を選ぶためのポイントはどんなものがあるのでしょうか。

障害を持った子供たちの発達支援を行いたいと考えている人は、給料にあまりこだわりがない人が多いかもしれません。
子供たちの成長を実感できたり、笑顔見られるだけで満足という人も多いでしょう。
ですがお金がないと生活していくことができませんので重要なことであるのは事実です。

生活が苦しくなってくると気持ちにも余裕がなくなって十分な支援ができなくなっていきます。
そのため、求人をチェックする際は基本給や賞与の相場はどのぐらいなのかをちゃんと確認しましょう。
手当についてもあるかどうか確認しておきたいところです。
仮に月5000円の手当だったとしても年間にすると6万円になりますので大きな差が出てきます。

さらに残業代についても忘れてはいけません。
もし求人情報を見たときに「みなし残業代」「固定残業代を含む」などと書かれていたなら、残業代が固定給に含まれているという意味ですので、給料が多く見えます。
ですが実際に働いてみると残業が多く、あまり給料が高くなかったということもありえますので注意してください。

仕事において、もっとも重要だともいえるのが人間関係です。
仕事を退職したり転職したいと考える人の中には人間関係の悩みが原因となっていることも少なくありません。
仕事で子どもたちと触れ合って楽しかったり、成長を見守れてやりがいを感じることができても、上司や同僚との関係が良くないと働きづらくなってしまいます。

療育の仕事では、子供や職場の人たちだけではなく、保護者やほかの職業の人たちと関わることも多くありますので、人間関係はできるだけ良い環境で働きたいものです。
そのため、応募先の施設の人間関係についてできる限り事前に知ることができれば、いざ入職となったときに人間関係で悩むのを防ぐことできます。

ですがそういった情報はなかなか自分一人では入手しづらいのが現状です。
そんなときに頼りになるのが転職エージェントです。
ベテランのコンサルタントは求人についてのあらゆる情報を熟知していますので、希望する施設の情報も比較的簡単に入手できますし、見学なども手配の時点から任せることも可能です。

療育もまだそこまで歴史が長いわけではありませんので、最適解というものはなく、各施設・各スタッフはまだまだ手探りで支援を行なっている状態です。
施設は普通独自の理念を掲げており、応募先を選ぶときにはそれも参考にするべきです。
できるだけ自分が求めている療育と、その施設の理念や方針が一致していなければ、仕事をしていく中で何度も不満や疑問を感じることになるでしょう。

そんな状態ではとても満足のいく支援は行えませんので、応募先の理念についてはしっかりと確認し、できれば見学などでその理念をどのように実践しているかを確認できるといいですね。

どんなに人間関係がよくて働きやすい職場でも、自分のがんばりを評価してもらえないと、仕事に対するモチベーションが下がってきます。
多くの人は口には出さなくとも、自分のことを認められたいと願っています。
一生懸命がんばっている人ほど、それに対する評価がないとモチベーションの低下が激しくなります。

児童福祉施設には民間のものと公立のものがあります。
公立は公務員になりますので勤続年数に比例して給料も上がっていきますが、民間の施設はそれぞれ給与体制が異なりますので、中にはなかなか昇給できないところもあります。
そういった施設で働いていても、将来的な希望を見出せず退職に至ってしまうことも少なくありません。

ですが、最近では療育への需要の高まりから、療育の仕事をする人たちへの待遇も改善されてきています。
しっかり評価を行なっていることをアピールしている施設もありますので、選ぶ際の参考にしましょう。

良さそうな求人を見つけたら、その施設の実際の雰囲気を知ることも大事になります。
求人を見ているとよい印象を持てるものは数多くありますが、募集する側もできるだけ優秀な人材に多く来て欲しいと考えていますので、できるだけマイナスの要素は濁して書いたり、書かなかったりする場合があります。
そのため、求人にはあまり悪いことは書かれていないのが普通です。

ですから、実際に行ってみると「思っていたのと違った」ということが起こり得ます。
それを防ぐためには、できるだけ見学などをして自分の目で雰囲気を確かめることが重要なのです。

転職先を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介しましたが、実際に自分でやってみると仕事をしながらだと結構大変なことがわかります。
ですが、そんな過酷な転職活動も転職エージェントを利用すれば、

自分が希望している条件の求人を代わりに探してくれる
普通は公開されていない非公開の求人も見られる
ベテランのコンサルタントがあらゆる面で転職のサポートをしてくれる

といったサポートを受けることができ、一気に転職活動が楽になります。
仕事をしている人にとってはとても助かりますね。

転職エージェントは多くありますので、良い転職エージェント・悪い転職エージェントどちらも存在します。
そんなにたくさんの中からどのように選べばいいのでしょうか。

最低限の条件は、療育に特化した転職エージェントを選ぶということです。
療育に特化していると、療育関係の求人も充実していますしコンサルタントも療育に特化した人材が配置されていますので、安心して任せることができます。
大手の転職エージェントは安心感がありますが、それよりも特化型のほうが良い求人を見つけられる可能性は高いでしょう。

転職エージェントを利用するときは、大部分をキャリアコンサルタントに任せることになります。
したがって、コンサルタントの質が良くなければ良い転職先を見つけるのは難しいといっても間違いではないのです。
コンサルタントが提供するサービスは求人の提供だけではなく、履歴書作成や面接対策、面接の日程調整、応募先との条件の交渉などです。

応募先に対して、自分では言いづらいこともコンサルタントが代弁してくれますので、ほとんどストレスなく転職活動を進められます。

転職をする際にはできるだけ応募先の情報がわかっていると、面接などにおいてかなり有利になってきます。
地域に特化しているエージェントの強みは、地域に根ざしているため取り扱う求人やその企業に対しての情報を多く持っていることです。
したがって情報の質が良くなり、結果として良い転職先に巡り会えるというわけなんですね。
ですから、ぜひ地域に特化したエージェントを選んでみてください。