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心理学科を卒業後はどんな就職先を目指す?カウンセラー以外の仕事やおすすめの業界を解説

心に関する知識のプロを育成する心理学科

心理学科は、主に人の心のメカニズムや感情が起因する行動、仕組みなどを研究し科学的に解明する学問です。心理学では、観察、実験、検査、統計処理の4つの工程で行動と心の関係を研究するのが基本です。

これらの学問によって、心の病気を抱える人や無意識に心に負担を抱えている人を助ける手立てなども見出されています。心理学科は誰しもが持つ心という器官への理解を深める学科とも言えるでしょう。

心理学科の卒業後はどんな就職先がある?

心理学科を卒業後、以下のような職種で仕事に就く人が多いです。心理学を活かした職種や、カウンセラー以外の職種をそれぞれ一覧で見てみましょう。

心理学を活かした就職先一覧

心理学の専門家として就ける仕事には以下のものがあります。
  • 公認心理士
  • 臨床心理士
  • 心理カウンセラー
  • 産業カウンセラー
  • メンタルトレーナー
  • 心理学者
  • 社会福祉士
その他、公務員にも心理学の専門家として就ける職種があります。
  • 心理相談員(地方公務員上級)
  • 法務技官(矯正心理専門職)
  • 課程裁判所調査官
  • 保護観察官
それぞれの仕事について、どのような仕事なのか詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。

心理学の専門家やカウンセラー以外の心理学を活かせる就職先一覧

心理学の専門家やカウンセラー以外の職種で、心理学を活かせると言われている仕事には以下の職種があります。
  • キャリアコンサルタント
  • 人事コンサルタント
  • 営業職
  • 販売職
  • マーケティング職
  • 生活相談員
  • 教員
心理学は人に関わる職種において活かしやすい学問と言えるでしょう。コンサルタントやマーケティングについては、特に心理学が活かしやすいと言われています。人の心を機敏に読み取ることで、これからの方向性を示したりクライアントの望む結果を招いたりする際に役立ちます。

また、教員においては、心理学科在学中に社会や公民の教員免許を取得することができるケースが多いのも理由のひとつです。

心理学科は卒業後に就職できないって本当?

心理学科の卒業後を考えた際によく聞かれるのが、「心理学科は卒業後、就職で不利」「心理学科は就職できない」といった噂です。
実際のところはどうなのでしょうか?3つのポイントに分けて心理学科は就職できないと言われる理由について解説していきます。

ビジネスに対する知識が乏しい

大学卒業者の就職活動において、文系は理系に比べると就職し難いという話をよく耳にします。そんな文系の中でも心理学はさらに就職しにくいと言われる学科です。

そもそも、なぜ文系が理系に比べて就職しにくいと言われるのかをご存知でしょうか。
理系分野では、主に経営や経済、商学について学ぶことが多いです。社会に出た際に役に立つ知識が多く、就活でも有利に働くでしょう。
例えば就活でも有利に働くシーンとして、グループディスカッションや面接などが当てはまります。
経営や経済などに詳しい理系学科は、グループディスカッションや面接でも在学中に学んださまざまな知識をアピールする機会が多くあります。その様子を見て企業側は「戦力になる」と判断することでしょう。

一方で、文系学科卒業者はそういったシーンで遅れをとることも珍しくありません。理系学科卒業者と比較されてしまうと、人材として魅力を感じにくくなります。これが文系は理系より就職できないと言われる理由です。さらに文系の中でも非常に専門性の高い心理学科では、ビジネスに関する学びを得る機会が特に少ないため、就職できないと言われるようになりました。

しかし、日本企業の多くは新人を一から育成する傾向にあるため、即戦力を持っている人材よりも素直でコツコツと努力を重ねられる人材を好みやすいと言われています。実際のところ、事前準備をしておけば心理学科卒業者でもそれほど就活で不利になることはないでしょう。卒業後にどのような職種に就きたいのかを早めに考えておき、必要なビジネス知識を学んでおけば、理系学科卒業者にも引けをとりません。

専門性の高い心理職の求人は少ない

日本において心理職はまだ一般的な職種とは言い難いでしょう。特に欧米と比べるとメンタルヘルスの分野では大きな遅れをとっており、先進国の多くは心理職を国家資格として扱っています。アメリカで心理職の国家資格が誕生したのは1940年代、一方日本で心理学の国家資格が誕生したのは2018年です。

今後、さまざまな分野において心理支援の重要性は増していくでしょう。しかし、現時点ではまだまだ心理職は狭き門として、特殊な仕事という認識を持たれています。このように、専門性の高い心理職の求人が増えないため、心理職に就きたい人が少ない椅子を奪い合う結果となり就職へのハードルが上がってしまっているのです。

大学院への進学率が高い

心理学の重たる資格の多くは、大学院の卒業資格を必要とします。もちろん、大学院への進学以外に方法が無い訳ではありませんが、長い実務経験が必要だったり専門的な講義を新たに受ける必要がったりするため、大学院に進学する方が効率的なのです。

大学院へ進学するため就職をしない人が多く、心理学科卒業生の就職率などを数値化すると、就職率は当然低くなります。

心理学科を卒業後に就職活動を有利にする5つのポイント

心理学科を卒業後、就職活動を有利に進めるためには在学中からの準備が欠かせません。以下のポイントを押さえて、有利に就活へ挑めるよう準備しておきましょう。

1.資格を取る

心理学科を卒業する時に取得できる資格には以下のものがあります。
  • 教員免許
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童福祉司任用資格
  • 児童指導員任用資格
ただし、受講内容によって異なることもあります。

これらの資格に加え、希望する業界に関連する資格を取得しておくと就職で有利になる可能性があるでしょう。ポイントはあくまで、希望する業界に必要な資格を取ることです。
業界における専門的な知識を持っているアピールにもなります。

在学中に取得できる資格の中から、職種を選ぶのもおすすめです。取得できる資格を使うとどのような仕事ができるのか調べてみるのもよいでしょう。

2.インターンシップに参加する

在学中はインターンシップに積極的に参加してみるのもよいでしょう。特に心理職を目指す人はインターンシップへの参加を前向きに検討してください。
心理職は主要な資格を取得すること自体そう簡単ではありません。大変な努力を重ねて資格を取得したにも関わらず、いざ就職できたものの思っていた仕事とは違ったというケースはどの業界でもよくあることです。

事前にインターンシップで業務内容を確認しながら進路を定めていくのもよいでしょう。その他、心理職以外の業界においてもインターンシップを行うことでビジネス知識や経験を得るよい機会となります。インターンシップに参加することで、今後の就職活動に必要なビジネス知識を学んでください。

3.OBやOGにアドバイスをもらう

OBやOGに話を聞いてみるのも効果的な方法です。OBやOGは、どのように就職活動を行っていたのを聞いたり、業界の実情を聞けたりと、これから卒業後の進路を考えるにあたり有意義な話を聞けるかもしれません。

また、OBやOGの紹介が就職に繋がる可能性もあります。

4.自分自身の魅力をアピールできるようにする

他学科卒業者と並んだ場合、心理学科を卒業した経歴はアピールに値する内容となるでしょう。しかし、心理学科卒業者ばかりとなる心理職に進んだ場合、自分自身の魅力を伝えられる経験や経歴が必要になります。

何かに打ち込むことや、自分自身を分析して強みを知ることなど
魅力となる部分を在学中から育てておきましょう。

5.就活塾に参加する

就活塾とは、就活に関するノウハウを教えてくれる塾です。希望する業界の最新情報や実情、就活への対策方法などを実践的に教えてもらえるでしょう。

特に心理学以外の分野で就職を希望する人は、就活塾を効率的に活用して就活を勧めるのがおすすめです。

心理学科卒業生の需要が高まる療育業界とは

近年、心理学科の卒業生や心理士の資格所持者に対する求人数が増加している業界があります。それが療育業界です。

続いては、療育業界における心理学科卒業生の需要について紹介していきます。

療育とは

療育とは、心身に障害を持つ子ども達に合理的配慮のある教育や医療を行うことです。特に、発達障害児のサポートに対して使われることが多い言葉でもあります。

どうして心理学科卒業生の需要が高まっているの?

療育の対象となる発達障害を抱える子ども達の多くは生きづらさを抱えています。特性を理解してもらえず、衝動や不安、興奮などさまざまな刺激に晒されながら健常な子ども達と同じ生活を強いられることも少なくありません。

そんな心が不安定な子ども達の気持ちや行動原理を紐解く存在として心理学の専門家が求められているのです。

療育業界で求められる心理学の専門家とは

療育業界で需要が高まっている心理学の専門家は以下のとおりです。
  • 公認心理士
  • 臨床心理士
  • 児童指導員
心理士の他、心理学科を卒業後に任用資格として取得できる児童指導員の需要も高まっています。

療育業界が向いているのはどんな人?

心理学科に進学しようと決めた際、どんな動機があったのか覚えていますか?療育業界に向いているのは、以下のような動機で心理学を学ぶことを選んだ人です。

人を助ける仕事がしたい人

心のメカニズムを読みとることで、困っている人や辛い思いをしている人を助けたいと思う人は療育業界に向いています。

発達障害児の多くは、自分の気持ちや感情を他人に伝えるのが苦手な子ども達です。自分の感情を伝えられず、周囲の人にも理解してもらえず、幼いながらに生きづらさを感じている子ども達が多くいます。

そんな子ども達の声にならない言葉を聞くために、心理学の知識が役に立ちます。行動から子ども達の心理を読み解き、個人に適した療育を行うことができるのは心理士の専門的な知識があってこそ。また、療育だけでなく日常生活で発達障害を抱える子どもと健常な家族が意思疎通をしながら過ごす方法を指導するのも心理士の役割です。

療育における心理士は、発達障害を持つ子ども達だけでなく、その家族までを支える大切な仕事。人を助ける仕事をしたい、悩んでいる人に手を差し伸べたいという気持ちを強く持っている人に向いています。

子どもと関わる仕事をしたい人

療育センターや児童発達支援事業所では、下は幼稚園年少相当から上は未就学児まで。放課後等デイサービスなどでは小学生から高校生までの子ども達が療育に取り組んでいます。

子どもが好きで、心理学の知識を活かしながら子どもと過ごす仕事をしたいという人に、療育業界がぴったりです。療育では、心理士だけでなく児童指導員や保育士、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士などが1つのチームとして療育に携わります。

さまざまな分野の人材と密に連携をとりながら、子どもの発達をサポートするため「これまで子どもに関わる仕事をしたこともないのに大丈夫かな?」と不安を感じている人でもスムーズに業務を行うことができるでしょう。

心理学科の卒業後に「何をしたいのか」よく考えてみよう

心理学科を卒業後の選択肢は実にさまざまなものがあります。その中から、どのような分野・業界に進むのか、選択するのは自分自身です。

何をしたくて心理学科に入学したのか思い出し、ぜひ納得できる道を選んでください。
卒業後、療育業界で働いてみたいという心理学科卒の方はぜひ療育biz(ビズ)にご相談ください。療育に特化した専門コーディネーターが、あなたの希望条件に合わせた求人をご紹介します。

これからも心理士の需要が高まることが予想される療育業界で、心理学の知識を活かしてみませんか?

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