児童発達支援管理責任者は放課後等デイサービスで働ける?サビ管は?資格や業務内容を解説
児童発達支援管理責任者(自発管)ってどんな資格?
児童発達支援管理責任者資格は2012年の児童福祉法改正にともなって制定された国家資格であり、2016年までに32,624名が資格を取得しています。
児童発達支援管理責任者については以下のコラムでも詳しく紹介しています。
児童発達支援管理責任者について知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
サービス管理責任者(サビ管)と違うところ
現在の児童発達支援管理責任者の業務は、元々サービス管理責任者が行っていた業務です。しかし、2012年の法改正で児童発達支援管理責任者資格が制定され、業務範囲を分けられることになりました。
サービス管理責任者と児童発達支援管理責任者は、どちらの主要業務も個別支援計画書の作成です。しかし、サービス管理責任者の対象となるのは18歳以上の障害者です。一方、児童発達支援管理責任者は18歳未満の障害児を対象とします。
サービス管理責任者と児童発達支援管理責任者は対象者によって業務区分が変わるという違いがあります。
児童発達支援管理責任者とサービス管理責任者の違いについては以下のコラムでも詳しく紹介しています。
児童発達支援管理責任者とサービス管理責任者の違いについて知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
児童発達支援管理責任者になるには
実務経験
- 相談支援業務(通算5年以上かつ900日以上)
- 直接支援業務(通算8年以上かつ1,440日以上)
- 厚生労働省が指定する国家資格の所持と、それ準ずる業務(通算5年以上)かつ相談支援業務もしくは直接支援業務(3年以上)
児童発達支援管理責任者に必要な要件については以下のコラムでも詳しく紹介しています。
児童発達支援管理責任者に必要な要件にについて知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
研修
- 相談支援従事者研修
- 基礎研修
- 実践研修
児童発達支援管理責任者の研修については以下のコラムでも詳しく紹介しています。
児童発達支援管理責任者の研修について知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
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サービス管理者は児童発達支援管理責任者として働くことができる?
2019年よりそれぞれの研修が統一化され、サービス管理者と児童発達支援管理責任者は同じ研修へと変更されています。これにより、サービス管理責任者も2019年以降の講習を受講し資格を取得(もしくは更新)した人は、児童発達支援管理責任者として就業できることになります。
児童発達支援管理責任者とサービス管理責任者の違いについては以下のコラムでも詳しく紹介しています。
児童発達支援管理責任者とサービス管理責任者の違いについて知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
児童発達支援管理責任者は放課後等デイサービスで働ける?どんな場所に就職できるの?
- 児童発達支援施設
- 放課後等デイサービス
- 居宅訪問型指導発達支援サービス
- 障害児入所施設
放課後等デイサービスはどんな施設?
施設によっては運動支援や音楽支援など、特徴的な支援サービスを展開していることもあり、近年発達障害と診断される子どもが増えていることもあって、需要が高まっている支援サービスです。
放課後等デイサービスでは、施設側で子どもの送迎を行うケースが多いのも特徴のひとつといえるでしょう。
放課後等デイサービスには児童発達支援管理責任者の配置が必須
なぜなら、児童発達支援施設では児童発達支援管理責任者の1人以上の配置が義務付けられているからです。
さらに、児童発達支援管理責任者は1施設において1人以上は常勤かつ専任であることも配置基準で定められています。
放課後等デイサービスではみなし児童発達支援管理責任者の需要もある
児童発達支援管理責任者などが退職してしまった際など、最低配置人数を確保できなかった場合には「みなし配置」という特別措置がとられます。
みなし配置では、児童発達支援管理責任者の実務要件を満たし基礎研修を終えていて、尚且つ実務経験を1年以上持つ人をみなし児童発達支援管理責任者として配置することができます。
しかし、みなし配置は1年間しか認められていないため、1年以内にみなし児童発達支援管理責任者が実践研修を受講して資格を取得するか、新たな児童発達支援管理責任者を配置する必要があります。
こういった経緯から、みなし児童発達支援管理責任者の要件を満たしている人の求人も多く見られます。
放課後等デイサービスにおける児童発達支援管理責任者の業務内容は?
アセスメント
個別支援計画の作成
保護者対応
送迎
スタッフ管理
施設管理
児童発達支援管理責任者は他業務と兼務を求められることもある
また、児童発達支援管理責任者の主な業務に支障がない範囲であれば直接支援業務との兼務も認められています。ただし、この場合、直接支援員として配置数をカウントされることはありません。直接支援に対応できるものの、施設における書類上の配置ポジションは児童発達支援管理者もしくは児童指導員等のいずれかになります。
専任の児童発達支援管理責任者として放課後等デイサービスに勤めたい場合は
そもそも、児童発達支援管理責任者の業務は児童発達支援において、重要な根幹部分となる業務ばかりです。他の業務を兼務する余裕などない、と考える人も多いでしょう。
このようなケースでは、就職先を探す際に「専任として雇用してもらえるか」という点を明確にしておくことが大切です。特に、求人情報などを確認した状態だけで就職先を選んでしまうと「求人情報には文字数の制限などで掲載できていなかった。本当は施設管理業務も兼務してほしい」などと要求されることもあります。
面接など対面したときに確認し、雇用契約書などに業務範囲を記載してもらうよう依頼するのもおすすめです。
また、求人を探す際にコーディネーターなどに相談できるサービスを利用するのもおすすめです。業界に特化したコーディネーターに相談することで、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。「専任で児童発達支援管理責任者として雇用してくれる求人を探したい」と相談してみてください。