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療育の仕事で大変なことやつらいこと

療育の仕事は子どもたちのためだけでなく、その保護者のためになり、社会貢献度の高い素晴らしい仕事だといえます。
この仕事がしたくて今の職場に入ったのなら、役に立てることに喜びを感じることも多いのではないでしょうか。
ただ、時には仕事がハードに感じたりつらいと感じることもあるかと思います。
療育の仕事で大変なことやつらいこととは、一体どのようなものがあるのでしょうか。
今回はその紹介とそれに対する対処法も解説していきます。

療育の仕事で大変なことやつらいこと

やりがいのある療育の仕事も、つらさを感じないわけではありません。
この仕事をしている人たちはどのようなことをつらいと感じているのでしょうか。

給料や待遇が良くない

療育の仕事にはさまざまな職種が関わっていますので、給料にもかなりバラつきがあります。
子どもを相手にする仕事で体力は必要ですから、肉体面でタフだったとしても大変なことにかわりはありません。
施設によっては残業が多く長時間の勤務になるにもかかわらず、給料はそこまで多くもらえないというケースもあります。

この仕事の需要増加に伴い改善されてきてはいますが、まだまだ小さな事業所や施設はそこまで充実していないというのが現状です。

人間関係での悩み

どのような職場もそうですが、人間関係の悩みはいつまでたっても尽きません。
療育の現場では、上司や同僚のスタッフだけでなく、ほかの施設や病院から来たスタッフや、子どもの保護者などさまざまな人との関わりがあります。
そのぶん人間関係が複雑化してきてトラブルや悩みに発展する可能性が高くなるのですね。

この業界はまだまだ女性の割合のほうが多いため、派閥のようなものができていることも多く、仕事がしづらく感じてしまうことも少なくないようです。

保護者とのトラブル

児童指導員などの障害を持った子どもを預かって支援する立場の人は、保護者の方との関係を良好に保つのも業務のうちです。
多くの保護者からは感謝の言葉を伝えられますので、とてもありがたいと感じることもよくありますが、中にはクレームを言ったり、理不尽な要求をされたりすることもあります。

できるだけ円満に業務を行うよう努めても、すべての保護者と良好な関係を保つのはなかなか難しいものがあります。
新しい子どもが来るたびに新しい保護者も来ることになりますので、この悩みは仕事を続ける限りはついて回ることになるでしょう。

体力的にも精神的にもハード

保育士もそうですが、子どもを相手にする仕事はハードなのが普通です。
エネルギッシュな子どもについていこうと思ったら、それなりの体力が必要です。
療育の現場ではそれに加えて、精神面でも忍耐力やおおらかな気持ちが必要不可欠になります。
障害を持った子どもは一つのことをするのに時間がかかることもあり、じっくりと見守ってあげる必要があるからです。
体調についてもしっかり自己管理をしなければなりませんので、職場によっては激務をこなしながら健康を維持することのバランスを取るのに悪戦苦闘することになります。

勤務時間が長い

放課後等デイサービスのような、子どもを預かる時間が決まっている施設以外は、勤務時間が長い施設もあります。
基本的に子どもを相手にする仕事は、残業も長くなる傾向にあります。
子どものけがや体調不良などの想定外のトラブルが起こったときは、その事態の収集のために時間外の労働を強いられるケースもあるでしょう。
パートやアルバイトとして勤務している場合でも、残業になることがあります。

仕事で大変なことやつらいことを解決するには?

これまで紹介したような事態に陥ったとき、実際はどのように解決していけばいいのでしょうか。

キャリアアップを検討してみる

給料の低さをキャリアアップすることで補う方法があります。
仕事につらさを感じていると、辞めたくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、転職はなかなかエネルギーの要ることですので、できれば今の職場の環境改善に取り組みたいところです。
キャリアアップの一貫で資格を取得することにより手当がつくようになると、少しでも経済的にゆとりができて安心です。

また、役職がつけば手当も付与されることが多いです。
ただ、資格取得にしろ役職にしろ結果が出るまで時間を要するというのが難点です。

体のケアやメンテナンスで疲れを軽減

毎日の長時間労働によって疲れた体をそのままにしておくと、一向に疲れがとれず負のスパイラルにはまってしまいます。
そのため、疲れていると感じているときや、疲れていなくても定期的に体を休めたりケアしたりすると、また違ってきます。
具体的には温泉に行ったり、マッサージを受けるなどがいいでしょう。

スタンダードなケアの方法ですが、行くだけでもストレス解放になりますし、本当に良い場所に行けば、体の調子が整って持続もするでしょう。

ストレスを発散できる方法を用意しておく

人間関係での悩みや保護者とのトラブル、仕事のハードさなど、どれをとってもストレスの種になります。
だからといってその吐け口を職場に向けてしまうと、あなたに良くない印象を持つ人が増えてきて、職場にいるのが気まずくなってきてしまいます。
大事なポイントは職場以外に吐け口を向けることです。

カラオケやショッピングなどで発散してもいいですし、職場以外の信頼できる友人に頼んで愚痴を聞いてもらうことは、大きなストレス発散になるでしょう。
こういったストレス発散方法をいくつか持っておくと、あまりストレスを溜め込まずに済むため、つらさは緩和されていきます。

働き方を変えてみる

あまりにも激務で労働時間の長さがつらいと感じるなら、働き方を変えると言うのもひとつの選択肢になります。どういうことかというと、現在正規職員としてフルタイムで働いているなら、パートやアルバイトに変えてもらうということです。
収入が下がってしまうことにはなりますが、時間にゆとりができればつらさも軽減されるでしょう。

もちろん、人手不足の職場なら言いづらいでしょうし、了承してもらえないこともあると思います。
ですが、職場側からすれば即戦力となる人に辞められるよりは、パートでも働き続けてもらえるほうがメリットになりますので、思い切って言ってしまうのも手です。
いずれにしても、何も言わないままなら現状が続いていくことになりますので。

転職する

以上の方法を試してみてもダメなら、最終手段として転職を考えてみるのもいいのではないでしょうか。
今の職場を辞めることに罪悪感を感じる人もいるかと思いますが、そんなことを感じる必要は一切ありません。
結局つらさを感じながら働くことは、雇用する側にとっても労働する側にとってもメリットにはなりませんし、労働者は働く場所を自由に選ぶことができます。
良い求人を見つけられれば、今よりも給料アップや残業なしの職場に巡り会えるかもしれず、つらさを一気に解消できますので一石二鳥ですね。
本来療育は、社会貢献の要素が強いものです。そのため給料や待遇などにこだわらなくてもいいという人も少なくありません。
ですが、生活のためにはお金がある程度必要ですし、ワークライフバランスを充実させていくことも、働き続けるうえでは大切な要素になります。

知っておいていただきたいのは、何も我慢する必要はないということです。
支援は今の職場でしかできないわけではありません。
貢献したいという気持ちがあるなら、どこに行っても役に立つことはできます。
しっかり考えて納得のできる働き方を目指していきましょう。

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